2015年12月14日、タイの日本紹介番組「Tadaima」に曲を提供している日本のバンドがバンコクの野外ステージで公演を行った。そこへタイ人歌手も応援に駆けつけ、最後は日本語とタイ語をそれぞれ逆に歌うなど音楽を通じた相互交流が行われた。
毎週金曜日に5チャンネルで22:50から放送されている日本を紹介する番組Tadaima。開始当初から曲を提供しているバンド「バス☆ロビ」が来タイ。バンコク都スクンビット通りプラカノンにあるW-Marketの野外ステージに出演した。
W-Marketは各国の料理ブースが並ぶビヤガーデン式の屋外フードコートでタイ人だけでなく在住の欧米人や日本人も多く集まる場所として知られている。本格日本料理の艸庵暁雨や家庭料理の成々志などが欧米人にも人気だ。
週末には生演奏も行われており、日本からの特別ゲストとして演奏をした。そのステージにタイ人歌手イム・スティダーさんも応援に駆けつけ、美しい歌声を披露した。
バスロビとイム・スティダーさんは、2014年7月に東京で開催された、タイ・フェアへの出演でイムさんが来日した際に共演。それ以降、頻繁にSNSでやりとりをしているという。今回のステージではタイ語でもカバーされ、よく知られている「昴」を、バスロビがタイ語で、イムさんが日本語とそれぞれ逆の言葉で歌い喝采を浴びていた。
Tadaimaの制作会社によると、挿入歌への問合せは多く、「かわいい」「生で聞きたい」などとすでにファンもいるという。バンドのリーダーでボーカルのRyokoさんは、
「わたしたちの曲がタイのみなさんに気に入ってもらえてとても嬉しいです。もうすぐ新曲が番組のテーマソングとしてお披露目できると思うので、それも気に入ってもらえるといいなと思います。」と語ってくれた。
応援に駆けつけたイム・スティダーさんは、今回が初披露といいながら自身の曲の一部を日本語で歌ってみせてくれた。演奏後、イムさんは興奮を抑えきれないようで次のように語ってくれた。
「リョーコとバンドに再会できて、とても嬉しかったです。タイと日本は、とても仲がいいので、こういうイベントがもっともっと増えてタイ人も日本で演奏できる機会が増えてくれるといいなと思っています。来年には、わたし自身の曲を日本語で披露できると思うので、楽しみにしていて下さい。」
タイと日本の草の根交流として小さな民間交流ではあるが、言葉が通じなくても音楽を通じて、ひとりひとりが相互に理解を深め合い、友情を築き上げられる事を実証している若い世代の人たちが増えてきている。日本からタイへの支援と言う姿は、もはや遥かな過去であり、タイ人の日本ブームも今後はこうした相互理解を深める交流が増えていく事になるだろう。
【取材 : そむちゃい吉田】
毎週金曜日に5チャンネルで22:50から放送されている日本を紹介する番組Tadaima。開始当初から曲を提供しているバンド「バス☆ロビ」が来タイ。バンコク都スクンビット通りプラカノンにあるW-Marketの野外ステージに出演した。
W-Marketは各国の料理ブースが並ぶビヤガーデン式の屋外フードコートでタイ人だけでなく在住の欧米人や日本人も多く集まる場所として知られている。本格日本料理の艸庵暁雨や家庭料理の成々志などが欧米人にも人気だ。
週末には生演奏も行われており、日本からの特別ゲストとして演奏をした。そのステージにタイ人歌手イム・スティダーさんも応援に駆けつけ、美しい歌声を披露した。
バスロビとイム・スティダーさんは、2014年7月に東京で開催された、タイ・フェアへの出演でイムさんが来日した際に共演。それ以降、頻繁にSNSでやりとりをしているという。今回のステージではタイ語でもカバーされ、よく知られている「昴」を、バスロビがタイ語で、イムさんが日本語とそれぞれ逆の言葉で歌い喝采を浴びていた。
Tadaimaの制作会社によると、挿入歌への問合せは多く、「かわいい」「生で聞きたい」などとすでにファンもいるという。バンドのリーダーでボーカルのRyokoさんは、
「わたしたちの曲がタイのみなさんに気に入ってもらえてとても嬉しいです。もうすぐ新曲が番組のテーマソングとしてお披露目できると思うので、それも気に入ってもらえるといいなと思います。」と語ってくれた。
応援に駆けつけたイム・スティダーさんは、今回が初披露といいながら自身の曲の一部を日本語で歌ってみせてくれた。演奏後、イムさんは興奮を抑えきれないようで次のように語ってくれた。
「リョーコとバンドに再会できて、とても嬉しかったです。タイと日本は、とても仲がいいので、こういうイベントがもっともっと増えてタイ人も日本で演奏できる機会が増えてくれるといいなと思っています。来年には、わたし自身の曲を日本語で披露できると思うので、楽しみにしていて下さい。」
タイと日本の草の根交流として小さな民間交流ではあるが、言葉が通じなくても音楽を通じて、ひとりひとりが相互に理解を深め合い、友情を築き上げられる事を実証している若い世代の人たちが増えてきている。日本からタイへの支援と言う姿は、もはや遥かな過去であり、タイ人の日本ブームも今後はこうした相互理解を深める交流が増えていく事になるだろう。
【取材 : そむちゃい吉田】