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【ベトナム】ベトナム人は麺好き? 世界総需要5位、1人あたりのインスタントラーメン消費量2位

Global News Asia 2015年12月16日 17時0分

 2015年12月16日、フォーはベトナムを代表する米粉麺として日本でも知られているようにベトナムでは麺類を好む人が多い。「世界ラーメン協会(WINA)」2015年5月13日発表の「インスタントラーメンの世界総需要TOP15」によると、ベトナムは世界5位の50億食、1人あたりの年間消費量では世界2位54.5食(世界平均14.3食/人)と即席麺大国だ。

 コンビニエンスストアや商店を覗くとインスタントラーメンが一角を占めるほど大量に売られている。日系では2012年に現地生産を始めた日清が攻勢をかけているが、ベトナムシェア1位は、「スーパーカップ」で知られるエースコックだ。

 エースコックが先にベトナム進出を果たしたため、先行の利でベトナム人の胃袋を獲得している。

 1人あたりの消費量1位の韓国は、「辛ラーメン」で有名な農心が高いシェアを持っており、鍋料理のシメの麺や屋台でもラーメンと言えは、辛ラーメンが出てくる状態。最近、少しずつ生麺(非即席麺)も登場しているが、まだまだ少なく、インスタントラーメン=すべてのラーメンに近いため、消費量が多い。

 3位のインドネシアで食べられているインスタントラーメンは、実はスープのあるラーメンではなく、「ミーゴレン」で知られる焼きソバのような即席麺が中心となっており、朝晩も食べる人が多い。
 
 世界総需要で頭飛び抜けて多い1位中国・香港と2位インドネシアは人口要因が大きいと言える。

 日本生まれのインスタントラーメンは、今やアジアを中心とした世界食へと発展を遂げている。         
    

【執筆 : 我妻伊都】

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