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【タイ】タイでタンブン(功徳)をしてみる

Global News Asia 2016年1月15日 9時0分

 2016年1月15日、タイは仏教徒が多い国であり街中の至る所にその影響が感じられる。タイ人は常に徳を積むことを考えており、多くの人が早朝に托鉢(たくはつ)する僧に食事を供え、時間があれば寺に参拝する。

 この徳を積むことをタイではタンブンと言い、不運や不幸が続くとタンブンが足りないと思い、より一層足繁く寺へと向かう。

 地方の場合、町や村が小さいので町内の全員が同じ寺に参拝する。バンコクの場合は街が大きいため、自宅近所の寺か有名な寺に出かけることが多い。しかし地方出身者の中にはどこに行っていいかわからないなどもあって、中国寺に育く者が少なくない。

 バンコクの中国寺で有名なところでは中華街にある報徳堂、ラマ4世通りにある義徳堂の祠がある。この2ヶ所はタイ華僑たちが設立した救急医療の慈善団体が運営していて、ここでタンブンすることは棺桶の購入費を寄付することに繋がり、無縁仏や貧困者層の葬儀などに役立てられる。バンコクではポピュラーなタンブンのひとつで、中には外国人も見よう見まねでタンブンをしている姿が見られる。

 タイ人は愛国心が強く、外国人がタイの文化を積極的に真似ようとすることにわりと寛容で、喜んでくれる性質がある。タイでタンブンをしたければこれらの中国寺に行けば簡単だ。やり方は現地にいるタイ人スタッフか参拝客が教えてくれる。その際に寺に寄付する額は気持ちなので、ひとり20バーツでも100バーツでも構わない。

【執筆 : 高田胤臣】

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