2016年2月9日、中国の旧正月、春節を祝うイベントなどが、華人や華僑の多いタイでも各地の商業施設で行われている。バンコクの有名デパートなどでは2月に入ってから8日まで中国に関係した演目などのショーを行ったり、特設会場で中華料理などが格安で楽しめる。
しかしタイらしいのは、ほとんどの商業施設でチャイニーズ・ニューイヤーと銘打つものの、中国とは関係ないショーや食品も便乗して販売されており、訪問客も特に気にせず楽しんでいるところだ。
タイ最大の中華街ヤワラーは春節の前日に当たる2月7日からタイ人や中国本土、香港、台湾などからの中国人観光客で賑わっており、同日夕方から未明にかけてはタクシーがヤワラー方面への乗客の乗車拒否が相次ぐなど、周辺は大渋滞してしまうほどたくさんの人が詰めかけている。
タイは元々華人が多いが、戦前戦後の同化政策で2世3世はタイ語教育を受けており、近隣諸国とは違い華人も中国文化を強く押し出さない傾向にあった。しかし近年は華人の若者が自身のルーツを見直したり、タイが経済的に発展してきたことで春節などを商業利用するようになっていることから、春節になると各商業施設などがイベントを打ち出してきて、シンボルカラーである赤色が街中で目立つようになっている。今年は特にその傾向が強く、各地で赤いシャツを着るタイ人やチャイナドレスに身を包む女性も多く見られた。
【執筆 : 高田胤臣】
しかしタイらしいのは、ほとんどの商業施設でチャイニーズ・ニューイヤーと銘打つものの、中国とは関係ないショーや食品も便乗して販売されており、訪問客も特に気にせず楽しんでいるところだ。
タイ最大の中華街ヤワラーは春節の前日に当たる2月7日からタイ人や中国本土、香港、台湾などからの中国人観光客で賑わっており、同日夕方から未明にかけてはタクシーがヤワラー方面への乗客の乗車拒否が相次ぐなど、周辺は大渋滞してしまうほどたくさんの人が詰めかけている。
タイは元々華人が多いが、戦前戦後の同化政策で2世3世はタイ語教育を受けており、近隣諸国とは違い華人も中国文化を強く押し出さない傾向にあった。しかし近年は華人の若者が自身のルーツを見直したり、タイが経済的に発展してきたことで春節などを商業利用するようになっていることから、春節になると各商業施設などがイベントを打ち出してきて、シンボルカラーである赤色が街中で目立つようになっている。今年は特にその傾向が強く、各地で赤いシャツを着るタイ人やチャイナドレスに身を包む女性も多く見られた。
【執筆 : 高田胤臣】