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中国人の飛行機での異常行動―タイでの被害が多い

Global News Asia 2016年2月12日 13時31分

 2016年2月12日、中国では春節(旧正月)の真っただ中。600万人以上の中国人観光客が海外旅行を楽しんでいる。一番人気はタイで、多くの中国人がタイを訪れているためトラブルも少なくない。

 業界団体の中国航空運輸協会が、飛行機に搭乗するための注意事項をまとめ、中国人利用者にマナーの向上を厳守するよう呼び掛けている。

 空港でのチェックインカウンターなどをふさぐ行為。例えば、昨年バンコクで重慶行きの航空機が遅延したことに怒った中国人客がカウンターをふさいで空港職員を吊し上げ、大声で中国国歌を歌い脅迫。最新鋭のボーイング747で迎えに来いなどと要求した。

 客室乗務員らへの暴行や脅迫。酷い事件としてー昨年バンコク発南京行きの航空機内でサービスに言いがかりをつけた中国人客が激高して客室乗務員にカップ麺の熱湯をかけて、火傷を負わせた。航空機はバンコクに引き返し、中国人カップルは、タイ警察に逮捕された。

 この他にも、滑走路に立ち入る行為、安全確保のため客室乗務員の指示に従う事、トイレ以外のところで用を足してはいけない事。むやみに非常ドアを開けない事などが記載されている。どれも一般常識の範囲内だ。

 機内で日系航空会社やタイ国際航空などのCAからは、笑顔で親切丁寧な印象を受けるが、中国の航空会社のCAからは、保安要員としての高圧的な印象を受けることも多い。しばらくは仕方がない事なのかもしれない。
【編集 : RD】

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