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中国が焦る、ドイツがロシア高速鉄道に2500億円の投資を表明―インドメディア

Global News Asia 2016年2月25日 23時18分

 2016年2月24日、インドメディアによると、昨年5月に、モスクワータタルスタン共和国カザン間の高速鉄道計画「モスクワーカザン高速鉄道」を中国とロシアの共同企業体が受注していた。

 モスクワーカザン間の770Km。この計画にドイツのシーメンスなどが、鉄道建設資金として20億ユーロ(約2500億円)を投資したいとの意思を表明した。

 この情報は、中国にとっては、ショックで衝撃を隠せないほどの脅威だ。「モスクワーカザン高速鉄道」の建設に向け、中ロの共同企業体は、対等な立場で、基金を設立し出資を集める。

 ロシア側の基金にシーメンスなどドイツからの投資が入った場合、中国がイニシアチブをとることが難しくなるからだ。

 中国製の車両を100%導入することは当然できなくなる。中国の高速鉄道は、日本、ドイツ、フランスの技術の複合型で、独自の技術は少なく完成度は低いと先進国では思われているからだ。

 欧米からロシアへの経済制裁が解除された場合、すぐにドイツからの資金が投入されるため、政治情勢から目が離せない。
【編集 : Kyo】

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