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【タイ】パイロット大量辞職でノックエアーが相次ぐ欠航

Global News Asia 2016年2月28日 9時0分

 2016年2月28日、安全基準を引き上げた事により、パイロットがストライキを起こし、欠航騒ぎを起こしたノックエアーが揺れている。パイロット17名が辞職し、定期便の運行が軒並み欠航となっているのだ。

 タイのメディアが報じたところによると、2月14日に起きたパイロットのストライキによる欠航と混乱を招く原因となったパイロットは、その後退職させたものの、これまでにさらに17人のパイロットが退職。現在は、パイロット不足のために一日数本ずつが欠航する事態になっている。

 ノックエアーによるとすでに新たなパイロットを30名以上確保しており、随時乗務を開始する事になっているという。会社としては、何よりも乗客の安全のためにパイロットには、高い規範に則った技量を求めている。現在は、一時的に(パイロットが)不足した状態だが、近いうちに通常運行のスケジュールに戻るだろうとコメントをした。

 こうした状況にタイの旅行業界も神経質になって来ている。代理店が、欠航などでトラブルになることをさけるために、チャーター便の利用を、定期便に切り替えているという。また、国際安全基準の監査も、依然滞っている状態だが、タイ運輸省では、年内中には監査にパスするとしながらも、まだ半年以上の時間が必要だとの見解を示している。

【翻訳/編集 : RD】

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