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「タイネットワーキング」開催(4)=タイ国政府観光庁

Global News Asia 2014年4月4日 10時30分

2014年3月28日、日本アセアンセンター(東京都港区)で「タイネットワーキング」が開催された。定員の120名を大きく上回る400名近くの応募があったという。国別ネットワーキングは、1月にマレーシア、フィリピン、2月のラオス、3月のインドネシアに続き5か国目の開催となる。

タイ国政府観光庁マーケティングマネージャー藤村喜章氏は「タイランド アップデート」について講演した。藤村氏による講演の要旨は以下の通り。

タイは、年間150万人の日本人が訪れる人気の観光地の一つである。そのタイは、人口が日本の約半分、面積は日本の約1.4倍あり、公用語はタイ語、通貨はバーツ。季節は、4月から5月は体感で40度の暑期、6月から10月はグリーンシーズンと呼ばれる雨期、しかしながら植物や果物が実る時期なので景色が美しい。11月から3月は乾期であり、平均気温27度で、タイにとっては冬となる。

時差は2時間遅く、29泊30日までは無査証で滞在できる。(ビザは不要。)タイの玄関口はスワンアプーム空港であり、2006年まで使用されていたドンムアン空港は現在LCC(格安航空会社)の発着空港として使われている。現在タイ人の日本への渡航者が、2013年には47万人で対前年の7割増しとなっている。このことから、タイからのフライトは増加してる。バンコクと札幌や運休となった仙台など新しいルートが開設され、羽田空港からバンコクへも1日各社2便となり、純増している。それに加え、アジアアトランティックエアラインやアジアンエアーなどがチャーターベースで運航してる。今後は、タイからのLCCも運航予定である。

今回の非常事態宣言の解除により、バンコクの渡航がわずかではあるが、ビジネス客やリピーターが渡航することで増加傾向にある。タイには、バンコクだけではなく、北部のチェンマイや南部のプーケットやサムイ、バンコクから行けるパタヤやホアヒンなど人気のビーチやリゾートがあることも知って欲しい。それらの観光地へは、ソウルや香港、シンガポール、上海などを経由して行くことができる。また、新しいところでは、クラビやカオラックなどのまだまだ知られていないビーチリゾートもある。ぜひバンコク以外の観光地に目を向けて欲しい。

MICE(Meeting「会議・研修・セミナー」、Incentive tour「報奨・招待旅行」、ConventionまたはConference「大会・学会・国際会議」、Exhibition「展示会」)は、報奨旅行などすぐに政情不安により影響がでるビジネスであり、取り戻すのに時間がかかる。

タイ国政府観光庁では、THAINESS(タイらしさ)やゴルフ、ショッピング、マッサージやスパなどの癒しを紹介している。タイらしさでは、タイ料理やカービング、ムエタイ、タイの伝統工芸、タイ舞踏などのタイでしか味わえないものがある。ゴルフは、一人につき一人のキャディがつくので、キャディと交流しながらラウンドすることができる。ショッピングも現代的なショッピングモールから水上マーケットやウィークエンドマーケットなどの伝統的なところでショッピングが楽しめる。タイに行くとタイ古式マッサージやタイハーブを使ったスパで疲れをとることができる。最近では、デザインホテルやブティックホテルなど宿泊施設も多様化し、ユニークなデザインのホテルが増えている。

このように観光地や観光素材が多いタイはいろんな楽しみ方がある。自分流の旅を組み立てられるのもタイの強みである。また、タイ国政府観光庁のオフィスは、東京・大阪・福岡にある。公式日本語ホームページやFACEBOOK、Twitterなど経験をシェアできるチャンネルも用意し、国内やタイでのイベントを紹介してる。
【編集 : 太田雅幸】

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