2016年3月14日、インドネシアメディアは、中国の習近平国家主席が唱えるスローガン「中国夢」(中国の夢)の全面新聞広告のメインイラストが、中国では走行していないJR東海道・山陽新幹線の初代のぞみ300系の新幹線そっくりに描かれているのは、これから中国が開発する新型高速鉄道車両デザインが、日本の300系新幹線を踏襲する可能性が高いからではと伝えた。
その背景として、インドネシアの高速鉄道計画では、ジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われてから間もなく2カ月になるが、進展していない事態になっている。
中国が受注した経緯は、参入を表明したのは、昨年の3月。それからわずか5カ月後の8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。
日本は、ボーリング調査を行なうなどして地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、途中駅の入ったルート図を含む提案書をインドネシア政府に提出していたが、中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、日本の提案情報が何らしかのルートで中国に流れていたのではないかと見られていたから。
この中国共産党北京市委員会の広告は、北京青年報などに掲載された。日本の広告代理店関係者は「日本ではありえない珍事です。新聞に掲載するまでに、いくつかのチェックがあるからです。製作会社、広告代理店、クライアント(依頼主)、新聞社と少なくとも5カ所でチェックします。朝日新聞などでは、かなり細かく文字についても、チェツクしており、そこで誤字を指摘されて、差し替えることもあります。鉄道車両は、広告の中心イラストですから、見落とすとは考えにくいです。非公表の新型車両デザインが実は300系の新幹線とそっくりなのかもしれません」と話す。
【編集 : kyo】
その背景として、インドネシアの高速鉄道計画では、ジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われてから間もなく2カ月になるが、進展していない事態になっている。
中国が受注した経緯は、参入を表明したのは、昨年の3月。それからわずか5カ月後の8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。
日本は、ボーリング調査を行なうなどして地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、途中駅の入ったルート図を含む提案書をインドネシア政府に提出していたが、中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、日本の提案情報が何らしかのルートで中国に流れていたのではないかと見られていたから。
この中国共産党北京市委員会の広告は、北京青年報などに掲載された。日本の広告代理店関係者は「日本ではありえない珍事です。新聞に掲載するまでに、いくつかのチェックがあるからです。製作会社、広告代理店、クライアント(依頼主)、新聞社と少なくとも5カ所でチェックします。朝日新聞などでは、かなり細かく文字についても、チェツクしており、そこで誤字を指摘されて、差し替えることもあります。鉄道車両は、広告の中心イラストですから、見落とすとは考えにくいです。非公表の新型車両デザインが実は300系の新幹線とそっくりなのかもしれません」と話す。
【編集 : kyo】