2016年3月18日、タイはスターバックスの登場でずいぶんとコーヒーの飲み方やカフェシーンが変わったといわれる。それまではとにかく甘くし、大量のミルクを投入していたのが、今ではブラックでも飲む人もいるほどにタイ人のコーヒーへの嗜好が変わったようである。
また、タイのコーヒーは屋台などで早朝に売られるというのがかつての定番だったが、現在は様々なコンセプトを持ったカフェがたくさんできており、シンプルにコーヒーを楽しむ店だけでなく、コワーキングスペースやクリエイターたちのミーティングの場などといろいろなものがある。
珍しいところでは図書館をイメージしたカフェがあるし、タイの女子中高生や大学生をターゲットにしたような「Mr.JONES ORPHANAGE」も人気で店舗数を増やしている。バンコク都内の商業施設6カ所にあり、木製の座席やテーブル、クマのぬいぐるみが大量に配置されており、一見少女趣味のカフェではあるが、売上の一部は恵まれない子どもたちの施設に寄付されるというコンセプトがあるという。店名にもあるOrphanageは孤児院という意味で、各座席にあるクマのぬいぐるみが孤児、来客は孤児院の訪問者という設定になっている。同店は札幌にもすでに出店した経緯もある。
設定が日本ではなかなかできないものであるが、若い世代を取り込んでいるコンセプトはさらにタイでコーヒーの浸透度を加速させるだろう。
【執筆 : 高田胤臣】
また、タイのコーヒーは屋台などで早朝に売られるというのがかつての定番だったが、現在は様々なコンセプトを持ったカフェがたくさんできており、シンプルにコーヒーを楽しむ店だけでなく、コワーキングスペースやクリエイターたちのミーティングの場などといろいろなものがある。
珍しいところでは図書館をイメージしたカフェがあるし、タイの女子中高生や大学生をターゲットにしたような「Mr.JONES ORPHANAGE」も人気で店舗数を増やしている。バンコク都内の商業施設6カ所にあり、木製の座席やテーブル、クマのぬいぐるみが大量に配置されており、一見少女趣味のカフェではあるが、売上の一部は恵まれない子どもたちの施設に寄付されるというコンセプトがあるという。店名にもあるOrphanageは孤児院という意味で、各座席にあるクマのぬいぐるみが孤児、来客は孤児院の訪問者という設定になっている。同店は札幌にもすでに出店した経緯もある。
設定が日本ではなかなかできないものであるが、若い世代を取り込んでいるコンセプトはさらにタイでコーヒーの浸透度を加速させるだろう。
【執筆 : 高田胤臣】