2016年3月23日、干魃に喘ぐメコン川下流域に対して、中国は救済措置として景洪ダムを放水した。しかし、環境保護団体からは、ダムの存在自体が干魃の原因なのだから救済ではないと指摘されている。中国国内では、メコン川流域にさらに7つのダムを建設中だ。
去る3月15日からはじまった中国景洪ダムの放水は、4月10日ころまで続けられ、毎秒2000立方メートルが放水される予定。タイのチェンライ付近のメコン川流域では、3~5メートルの水位上昇が確認された。
しかし、タイの環境保護団体は、今回の放水は一種のプロパガンダに過ぎないと表している。そもそもタイ、ラオス、ベトナム、カンボジアの下流域国にこうした困難な状況をもたらしたのはダムが建設されたためだと指摘するとともに、中国国内で建設中の7つのダムとラオスで建設中の各ダムが完成したら、更なる厄災をもたらすだろうと警告している。
【翻訳/編集 : KK】
去る3月15日からはじまった中国景洪ダムの放水は、4月10日ころまで続けられ、毎秒2000立方メートルが放水される予定。タイのチェンライ付近のメコン川流域では、3~5メートルの水位上昇が確認された。
しかし、タイの環境保護団体は、今回の放水は一種のプロパガンダに過ぎないと表している。そもそもタイ、ラオス、ベトナム、カンボジアの下流域国にこうした困難な状況をもたらしたのはダムが建設されたためだと指摘するとともに、中国国内で建設中の7つのダムとラオスで建設中の各ダムが完成したら、更なる厄災をもたらすだろうと警告している。
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