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【ミャンマー】ティラワ関連株がストップ高 ヤンゴン証取、二番目の上場

Global News Asia 2016年5月20日 19時35分

 2016年5月20日、日本の支援で誕生したヤンゴン証券取引所(YSX)に、ヤンゴン近郊のティラワ経済特区(SEZ)のミャンマー側持ち株会社「ミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)」の株式が上場した。同証取の上場としては2番目になる。同日の取引では買い注文が殺到。基準価格の4万チャットを大きく上回り、ストップ高となる5万チャットの値をつけた。

 ティラワSEZは、日本とミャンマーが共同開発する経済特区で、開発会社にミャンマーの官民が51%、日本の商社や国際協力機構(JICA)が49%を出資している。今回上場したMTSHは、開発会社の41%の株式を保有して配当を受けるほか、経済特区内の住宅や商業施設を手掛ける。ミャンマーの大手財閥や一般投資家が株主だ。

 一方、3月25日に第一号としてYSXに上場したファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)は公開直後にストップ高を続け基準価格の2万6000チャットから4万1000チャットまで急上昇したものの、4月以降急速に値を下げるなど乱高下。5月20日の終値は3万1000チャットだった。

 市場関係者は「新銘柄の登場で投資家の選択肢が増えて取引が活性化し、今日はFMI株も値上がりした。4~5銘柄になってくると、株を売った代金で別の株を買うなどができるようになり、売買が一層増えるはずだ」と話している。
【執筆 : 北角裕樹】

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