2016年6月14日、日本政府はタイ北部のチェンマイ県プラーオ郡ローンコート地区の地区行政機構に消防車1台を無償供与するとして引渡式が行われた。支援額は280万バーツ(日本円:約952万円)。
ローンコート地区は人口は5000人弱で総面積305平方キロ、そのうち93％が山岳地域で、ほとんどが国立公園や保護林に指定されている。住民は地区中心部にある盆地で農業に従事している者が大半となっている。
2015年にはその住民達が環境保全プロジェクトに参加した結果、森林の違法伐採がほとんどなくなり、タイ政府から環境と住民の共生のモデルケースとして認定もされている。
しかし乾期には、周辺地区の山焼きの延焼による山火事がしばしば発生。地区行政機構は消防車を所有しておらず、防災体制の整備が課題となっていた。
消防車は消火活動だけでなく、渇水時の給水、電線や街灯の管理補修、木枝の伐採などにも利用される予定。
【執筆 : HT】
ローンコート地区は人口は5000人弱で総面積305平方キロ、そのうち93％が山岳地域で、ほとんどが国立公園や保護林に指定されている。住民は地区中心部にある盆地で農業に従事している者が大半となっている。
2015年にはその住民達が環境保全プロジェクトに参加した結果、森林の違法伐採がほとんどなくなり、タイ政府から環境と住民の共生のモデルケースとして認定もされている。
しかし乾期には、周辺地区の山焼きの延焼による山火事がしばしば発生。地区行政機構は消防車を所有しておらず、防災体制の整備が課題となっていた。
消防車は消火活動だけでなく、渇水時の給水、電線や街灯の管理補修、木枝の伐採などにも利用される予定。
【執筆 : HT】