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恐怖の勘違いで書記が自殺一まだ戦国時代の中国では、力が正義

Global News Asia 2016年6月18日 0時19分

 2016年6月17日、中国は、南シナ海をめぐってASEANやアメリカとの溝は深まるばかり、東シナ海で海軍が日本の領海に侵入するなどの行動が続いている。高速鉄道の輸出もとん挫しているケースが多い。

 昔の国営新華社通信は、諜報機関として中国国内の地方政府の動向を共産党本部に伝える業務も柱の一つだったと聞く。不安定な社会で拝金主義の横行も目立つ。ありとあらゆるところで、腐敗行為が蔓延している。

 笹川 陽平 日本財団会長のブログに「今、習近平政権は国内の言論統制を徹底しているが、それでもネットユーザーたちは一向におびえる様子はなく、冷めた目でその特有のユーモアセンスと巧妙な表現で中国共産党や政府に対する痛烈な批判と皮肉を毎日のようにまき散らしている。
『中国の小話』その89―腐敗摘発―
継偉(紀律検査委員会の略称“紀委”と同じ発音)という名前の男が酔っぱらってホテルに帰り、自分の部屋の番号を忘れたため、適当に客室のドアを叩きながら、「継偉(紀委)だよ、早くドアを開けろ」と叫んで全てのドアを叩いて歩いた。すると、驚いて窓から飛び降りる人が数人出た。

冷静なある省の党委員会書記がドアの中から「あなたは市の規律委員会ですか? それとも省の規律委員会ですか?」と聞いた。継偉は「何が省や市か、僕は鐘継偉だ」(鐘は中と同じ発音、中央規律検査委員会の略称は“中紀委”)と返事をした。部屋の中は静かになった。ホテルマンが客室を開けたら、この書記は自殺をはかり心肺停止であった」との記載。http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/5371

 日本では理解しにくい書記の自殺だが、これが現代中国の縮図だ。国際会議でも、アメリカがいる間は顔色をうかがうが、小国には高圧的。ベトナム漁船への暴力行為はやまない。
【編集 : 高橋大地】

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