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【ミャンマー】韓国企業が工事できず、ゴールデンロックのケーブルカー事業者見直しへ

Global News Asia 2016年6月29日 11時0分

 2016年6月28日、ミャンマー・モン州にある景勝地ゴールデンロック(ミャンマー名:チャイティーヨー)のケーブルカー建設工事で、事業を手掛けていた韓国企業などが期限までに事業を終わらせることができず、7月に入札で事業者選定をやり直すことがホテル観光省により発表され、地元紙「セブンデイ・デイリー」などが報じた。

 計画では韓国企業のスカイ・インターナショナルと地元企業の合弁企業が2000万ドル(約20億円)を投じ、BOT(建設・運営・譲渡)方式でケーブルカーを建設。山頂のチャイティーヨー・パゴダと麓を結ぶ予定だった。

 しかし期限の2016年3月までに計画が終了しなかったため、入札で事業者を再度選ぶ。ミャンマー当局は今回の失敗を受けて、入札では応札企業が事業者として適切かどうか慎重に検討する意向を示している。

 ゴールデンロックは、山頂にある巨石が落ちそうで落ちないことで有名。仏教徒の巡礼地として名高く、外国人観光客も多く訪れている。現在は山頂まで行く場合、乗合トラックで急カーブの多い道路を登るか、または参道を数時間歩く必要がある。

【執筆 : 北角裕樹】

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