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【タイ】日本人駐在員の癒やしの場所は中国家庭料理

Global News Asia 2016年7月9日 9時0分

 2016年7月9日、政情不安や洪水問題などでこの数年のタイは心配事が多いが、日本人在住者が逆に増えている状況にある。それに伴い和食店のタイ進出も多く、極端に言えば英語もタイ語もできなくても気楽に暮らすことができる国になった。

 一方で、タイ経済の好調もあり数年で物価が相当上がったことから、和食店の料金も著しく上昇している。そもそもタイにおいては和食は高級料理の部類に入ってはいたが、日本から進出した店の料金を比較すると東京の方がバンコクよりもずっと安いというレベルになっている。

 そんなこともあってか、日本人駐在員の中には「安心して食事のできる場所」として、中国家庭料理の店を挙げる人が多くなっている。中国家庭料理であれば餃子や小籠包、麻婆豆腐、青椒肉絲、回鍋肉など一般的に日本人が好きな中華料理を網羅している。その上、一品が80~200バーツ(約250~600円)に設定されているので、ビールや紹興酒などで飲食を楽しんでもひとり当たり1500円前後で済んでしまう。

 バンコクで有名な家庭料理的な中華料理店の名前を羅列すると「東来順」、「大連飯店」、「遼寧餃子館」、「永和豆奬」、「紅灯籠」などがある。これらの店はオフィス街にも近く、行きやすいという利点もある。
【執筆 : 高田胤臣】

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