2016年7月11日、タイの首都バンコクでは現在、8月に開業を控えて順調に試験走行中のパープルラインをはじめとして、あちらこちらで首都圏鉄道の建設が続けられている。
パープルラインの始発駅となるタオプーン駅と交差する予定のブルーライン(現行地下鉄バンスーからの延伸)も、延長工事が進められている。また、BTSスクンビット線もサムット・プラカーン県でバンプーまでの延伸工事が進められているほか、モーチット駅から先の北側への延伸工事も始まった。さらには、バンスーからドンムアン空港への新線レッドラインも進んでいる。
バンコク首都圏では、こうしたすでに工事が進められている他に、いくつも路線が計画されており、予算が下り次第工事が始められている。予算の有無に限らず挙げれば以下の10路線が計画されている。
1:レッドライン・・・マハチャイ・タマサート(バンスー・ドンムアン・ランシット間工事中)
2:ライトレッドライン・・・シリラート・タリンチャン・フワマーク
3:エアポートリンク延伸・・・パヤタイ・ドンムアン
4:グリーンライン(BTSスクンビット線延伸)・・・北)モーチット・クッコット/南)ベーリン・バンプー(いずれも
5:グリーンライン(BTSシーロム線延伸)・・・国立競技場・ヨッサー(未定)
6:ブルーライン・・・バンスー・タープラ/フワランポーン・プタモントン4(現行地下鉄延伸)工事中
7:パープルライン・・・クロンバーンパイ・タオプーン(8月開業予定)/タオプーン・ラートブラナ(延伸予定)
8:オレンジライン・・・タリンチャン・ミンブリ(タイ文化センター・ミンブリ間着工決定)
9:ピンクライン・・・ケーライ・ミンブリ(着工決定)
10:イエローライン・・・ラートプラオ・サムロン(モノレールとして着工決定)
上記の中では、エアポートリンクの延伸計画が最近保留にされた。これはすでに着工しているレッドラインと路線が被るため、当面はバンスーまで延伸することにするというものだ。
観光客にとっては、乗り換えなしに移動できることが理想なのだが、計画が立案された順序や、資金繰りなどから利用者の総合的な利便性は後回しにされている状態だ。その意味では、パープルラインのタオプーンとバンスー間は、象徴的な事例となっていて、タイ人の間でもミッシングリンクとして、行政の不合理性を指摘する声が多い。
またこの鉄道計画が全て完成するまでには、費用もさることながら、計画自体が二転三転することも予想され、「みんなが生きている間に出来上がるのか?」などと皮肉る声も多い。
【執筆 : そむちゃい吉田】
パープルラインの始発駅となるタオプーン駅と交差する予定のブルーライン(現行地下鉄バンスーからの延伸)も、延長工事が進められている。また、BTSスクンビット線もサムット・プラカーン県でバンプーまでの延伸工事が進められているほか、モーチット駅から先の北側への延伸工事も始まった。さらには、バンスーからドンムアン空港への新線レッドラインも進んでいる。
バンコク首都圏では、こうしたすでに工事が進められている他に、いくつも路線が計画されており、予算が下り次第工事が始められている。予算の有無に限らず挙げれば以下の10路線が計画されている。
1:レッドライン・・・マハチャイ・タマサート(バンスー・ドンムアン・ランシット間工事中)
2:ライトレッドライン・・・シリラート・タリンチャン・フワマーク
3:エアポートリンク延伸・・・パヤタイ・ドンムアン
4:グリーンライン(BTSスクンビット線延伸)・・・北)モーチット・クッコット/南)ベーリン・バンプー(いずれも
5:グリーンライン(BTSシーロム線延伸)・・・国立競技場・ヨッサー(未定)
6:ブルーライン・・・バンスー・タープラ/フワランポーン・プタモントン4(現行地下鉄延伸)工事中
7:パープルライン・・・クロンバーンパイ・タオプーン(8月開業予定)/タオプーン・ラートブラナ(延伸予定)
8:オレンジライン・・・タリンチャン・ミンブリ(タイ文化センター・ミンブリ間着工決定)
9:ピンクライン・・・ケーライ・ミンブリ(着工決定)
10:イエローライン・・・ラートプラオ・サムロン(モノレールとして着工決定)
上記の中では、エアポートリンクの延伸計画が最近保留にされた。これはすでに着工しているレッドラインと路線が被るため、当面はバンスーまで延伸することにするというものだ。
観光客にとっては、乗り換えなしに移動できることが理想なのだが、計画が立案された順序や、資金繰りなどから利用者の総合的な利便性は後回しにされている状態だ。その意味では、パープルラインのタオプーンとバンスー間は、象徴的な事例となっていて、タイ人の間でもミッシングリンクとして、行政の不合理性を指摘する声が多い。
またこの鉄道計画が全て完成するまでには、費用もさることながら、計画自体が二転三転することも予想され、「みんなが生きている間に出来上がるのか?」などと皮肉る声も多い。
【執筆 : そむちゃい吉田】