2016年7月8日、現地メディアによると、シンガポールは、都市鉄道SMRT(地下鉄)で使用している中国製車両(26両)を返送する。
リコールされた中国製車両は、SMRTが2011年以降、中国の青島四方機車車輛(中車四方)から購入し、南北線、東西線で運行している「C151A型」。導入当初から故障が多かった。
これまでも、中国の製造工場に移送して修理を行ってきたが、シンガポールは、中国との関係を配慮して、公表を控えていた。しかし、香港メディアが真相を報じたため7月5日に公表した。
C151Aは、川崎重工業など日本の車両メーカーが1986年から製造したC151を改良したもので、日本製の旧モデルではトラブルなく運行されていたが、中国製の車両は、お粗末な完成度、耐久性しかなかった。座席のガラス部分に亀裂が見つかったり、電源装置が爆発したりするなど不具合が多く運行に支障をきたしていた。
中車四方は高速鉄道車両の製造もおこなっていて、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の受注競争にも、大きな影響が出るのではないかとみられている。
【編集 : MY】
リコールされた中国製車両は、SMRTが2011年以降、中国の青島四方機車車輛(中車四方)から購入し、南北線、東西線で運行している「C151A型」。導入当初から故障が多かった。
これまでも、中国の製造工場に移送して修理を行ってきたが、シンガポールは、中国との関係を配慮して、公表を控えていた。しかし、香港メディアが真相を報じたため7月5日に公表した。
C151Aは、川崎重工業など日本の車両メーカーが1986年から製造したC151を改良したもので、日本製の旧モデルではトラブルなく運行されていたが、中国製の車両は、お粗末な完成度、耐久性しかなかった。座席のガラス部分に亀裂が見つかったり、電源装置が爆発したりするなど不具合が多く運行に支障をきたしていた。
中車四方は高速鉄道車両の製造もおこなっていて、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の受注競争にも、大きな影響が出るのではないかとみられている。
【編集 : MY】