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【ミャンマー】アガシはロックンロールでフィーバー! ヤンゴンの北朝鮮レストラン

Global News Asia 2016年7月17日 9時0分

 2016年7月17日、ヤンゴンの北朝鮮レストラン「平壌高麗レストラン」をこのほど訪れた。ヤンゴンのほか、中国やベトナムなど世界各国で北朝鮮政府が運営するもので、「喜び組」レベルの美女が歌や踊りを繰り広げると評判になっている。ヤンゴンの店舗は、カフェや西洋レストランが立ち並ぶヤンゴン有数の繁華街、サヤサン通りにある。

 店の入り口に入ると、チマチョゴリを来たウェイトレスに「いらっしゃいませ」と声をかけられる。一目で日本人と見破る訓練をされているのかも知れない。10人ほどのウェイトレスがいるのだろうか。ぽっちゃり系の女性もいるが、概して美人と言える。

 食事は、石焼ビビンバが6000チャット(約540円)。焼肉や冷麺などもある。以前の情報よりもかなり安く、メニュー表には値段が修正した形跡があったので、最近値下げしたのかもしれない。ウェイトレスがこまめにビールを勧めるなどサービスが行き届いており、従業員教育が徹底しているようだ。

 8時からショーが始まる。先ほどまでのウェイトレスが、衣装を着替え、ステージに上がる。定番の北朝鮮歌謡「パンガプスムニダ」、江原道アリランに始まり、日本語での「いい日旅立ち」と続く。時折ミャンマー語の歌も織り交ぜる。チマチョゴリのほか、ミャンマーの伝統衣装のロンジーなど、途中で何度も衣装替えをして、客を飽きさせない。エレキギターとドラム、サックス、伝統楽器の太鼓などを駆使し、ロック風の音楽でクライマックスを締めくくった。

 ミャンマー人や韓国人とみられる客らが次々に花束(1万チャット)を渡し、会場は大盛り上がりだった。客が花束をプレゼントすると、一緒に記念写真できる仕組みだ。

 北朝鮮政府は、外貨稼ぎの一環として、国交のある国を中心にレストランを展開する。報道によると、従業員は派遣前に厳しい教育を受けており、政府に忠誠心が高いと認められた良家の子女のみが派遣されるという。中国の店舗からは、集団で従業員が脱北するなどの事件も起きている。
【執筆 : KLH】

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