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【ミャンマー】イオンがヤンゴンで1600人参加の植樹イベントを開催、本格進出へ布石

Global News Asia 2016年7月20日 9時0分

 2016年7月16日、小売り大手イオン系のイオン環境財団はヤンゴン市と共同で、ヤンゴン郊外のローガ湖畔で大規模な植樹イベントを開催した。日本から参加者約500人を含む1619人のボランティアが参加。8ヘクタールの敷地にオリーブやチークなど約1万本の苗木を植えた。イベントには岡田元也イオン社長も参加したほか、ミャンマーの政権幹部も出席し、イオングループのミャンマーへの関心の高さをみせつけた。

 同様のイベントは、ミャンマーでは4回目。ミャンマーの知人と参加した日本人女性は「天気が良く、ピクニックのようで気持ちよかった。また来たい」とボランティア活動を楽しんだ。自らも苗木を植えた岡田社長は、多数のボランティアが参加したことについて「ミャンマーの人も水源を守る必要性は感じているはずで、今後もっと参加者が増えるのでは」と述べた。

 イオングループはミャンマーで、小口融資を行うマイクロファイナンス事業を手掛けるほか、小売業での本格進出の準備を進めている。仏教国のミャンマーでは、市民の慈善活動への意識が高く、企業の社会的責任(CSR)活動は企業イメージを大きく左右するといわれている。同グループは、奨学金制度を設けて学生を支援するなどミャンマーでの社会活動に積極的だ。

【執筆 : 北角裕樹】

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