2016年7月25日、タイ中央部パトゥムタニー県でインターネットカフェを経営する33歳の女性と従業員の35歳男性を同月22日夜11時ごろ、偽札偽造で逮捕したことをパトゥムタニー県警が発表した。
事件が発覚した地域では100バーツ札と50バーツ札の偽札がすでに使われており警察が警戒していたところ、ガソリンスタンドから偽札の通報があった。近隣を封鎖し調べたところ、このふたりの容疑者が浮かび上がった。
逮捕された女性は犯行を認めており、自宅のインクジェットプリンターで偽札を偽造したと自供している。犯行に至った理由は、娘が犯罪被害に巻き込まれ弁護士費用に7万バーツ(約22万円)がかかり、同時に容疑者自身の癌摘出手術で出費が重なって光熱費も払えない状態に陥り、娘に食べさせるため、および生活環境を整えるために偽造したという。使用は4回だけだとしている。
タイは近年は偽札が出回る事件がほとんど聞かれなくなったが、今でも一般生活においては札に多少でも破損があると受け取り拒否をされるなど、一般市民でも偽札への警戒を怠らない。観光客であっても知らずに使った場合に逮捕される可能性もあるので、本物の手触りやデザインなどはあらかじめ注視しておくようにしたい。
【執筆 : 高田胤臣】
事件が発覚した地域では100バーツ札と50バーツ札の偽札がすでに使われており警察が警戒していたところ、ガソリンスタンドから偽札の通報があった。近隣を封鎖し調べたところ、このふたりの容疑者が浮かび上がった。
逮捕された女性は犯行を認めており、自宅のインクジェットプリンターで偽札を偽造したと自供している。犯行に至った理由は、娘が犯罪被害に巻き込まれ弁護士費用に7万バーツ(約22万円)がかかり、同時に容疑者自身の癌摘出手術で出費が重なって光熱費も払えない状態に陥り、娘に食べさせるため、および生活環境を整えるために偽造したという。使用は4回だけだとしている。
タイは近年は偽札が出回る事件がほとんど聞かれなくなったが、今でも一般生活においては札に多少でも破損があると受け取り拒否をされるなど、一般市民でも偽札への警戒を怠らない。観光客であっても知らずに使った場合に逮捕される可能性もあるので、本物の手触りやデザインなどはあらかじめ注視しておくようにしたい。
【執筆 : 高田胤臣】