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【タイ】16歳少年が友人に実父の殺害を依頼し実父重傷

Global News Asia 2016年7月26日 17時0分

 2016年7月25日、タイの報道によるとタイ東北部のガラシン県の県警が、16歳の少年とその友人3人が16歳少年の実父殺害を企て、失敗したことを発表した。60歳の実父は刃物で切りつけられ100針を縫う大けがを負い、現在集中治療室に入っている。

 16歳の少年はかねてより実父に暴力を振るわれていたと主張しており、事件当日の今月22日夜、家出先の友人宅で16~17歳の少年ら3人と共謀し、実父殺害のために自宅に戻った。実父は闘鶏用の鶏を飼っており、それを盗むふりをして騒ぎを起こし実父を自宅外におびきよせ、3人で切りつけた。主犯の16歳少年は友人らそれぞれに2万バーツ(約6万5千円)を支払うと約束していた。

 ガラシン県警は容疑者がすべて未成年者であることからすぐに身柄拘束ができず、裁判所で逮捕状の請求を行っている。現在、ガラシン県警の公安部が16歳の少年ら4人を監視下に置き、逮捕状が発行され次第逮捕する予定だ。

 微笑みの国と呼ばれるタイだが、タイ人はかっとなると我を忘れて凶行におよぶケースが多い。その際は家族をも平気で殺めてしまうこともあるので、在住者、観光客は十分に注意しなければならない。
【執筆 : 高田胤臣】

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