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【タイ】バンコクの下町で食べる東北地方の鍋「チムチュム」食べ放題

Global News Asia 2016年8月6日 9時0分

 2016年8月6日、バンコクのホワイクワン地区は地下鉄MRTホワイクワン駅やタイカルチャーセンター駅が最寄りになる下町で、学生や若い会社員、地方出身者が多く暮らす。そのため、飲食店もタイ人向けの店が多く、タイの各地方の料理店が並ぶ。

 特に安いアパートが多く、かつ大きなスーパーマーケットなどが徒歩圏内であることからラチャダーピセーク通りソイ7、通称ソイ・ナートーン近辺は屋台などが多くある。タイ人に人気なのは日本のジンギスカン鍋のような形の鉄板で豚肉などを焼いて食べる「ムーガタ」の食べ放題。200バーツ(約600円)以下で肉や野菜、サイドメニューがいくらでも食べられるので、客層は比較的若い層が集まる。最近はただ焼肉だけを供するだけではなく、エビやイカなどのシーフードを炭火焼きで楽しめるような店も出てきている。

 また、材料はほぼ同じものでできることから、タイ式の土鍋を使った「チムチュム」の食べ放題も合わせて出す店が現れ始めている。ソイ・ナートーンの中ほどにはムーガタとチムチュムを選んで食べ放題にできる店があった。ひとり139バーツ(約430円)とリーズナブルで、近所に暮らす若者らで賑わっていた。

 チムチュムはタイ東北地方の鍋料理で、香草などで作られたスープに肉や野菜を入れる。タレは店によって違うが、煎り米の粉を入れるなどでやや苦く、辛いものが多い。

 こういった店は天井のないような屋台形式の場合もあり、この時期は雨がよく降るのでやや面倒なときもあるが、今どきのタイらしい雰囲気があっておもしろい。

【執筆 : 高田胤臣】

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