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【タイ】日本のイカ天メーカー「マルエス」がバンコク2000箇所で展開

Global News Asia 2016年8月11日 9時0分

 2016年8月11日、大阪で創業22年の歴史を誇るイカ天メーカー「マルエス」が「おいしかったの笑顔が好き」「堺から世界へ」を掲げて世界進出を進めている。台湾、香港に続いて、タイのコンビニエンスストアなどでも販売を開始した。

 一見ただのスナック菓子に見えるが、マルエスでは原材料にかなりこだわっており、例えばイカはスルメの胴の部分を使用するなどで、他メーカーで行われるような魚のすり身やいか粉で安く仕上げるようなことはしていない。小麦粉や菜種油もしっかりと選定し、専任の職人が油の温度をつきっきりで調整するなど、一切の妥協を許さずに製造している。

 タイでの販売はまずはバンコク都内のセブンイレブンやPTT(タイ石油公社)の小売店の2000店舗にて6種類の製品で展開している。商品ラインナップは「ミニいかごろも マヨネーズ味」、「いかフライ わさび醤油味 ピーナッツ入り」、「いか天 ハバネロ味」、「のり天 わさび醤油味」、「アーモンド小魚」、「チーズいか」。のり天は有明産のりと安曇野産わさびを使用するこだわりで、販売価格はチーズいかが85バーツ(約265円)、それ以外は50バーツ(約156円)とリーズナブルだ。

 近年、タイのコンビニが日本化しているが、スナック菓子もまた日本そのものが入ってきている。マルエスのラインナップはビール好きにも向いたもので、大人の買い物も楽しくなってきた。

【執筆 : 高田胤臣】

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