2016年9月1日、バンコクの中心を走る高架電車のスカイトレイン。駅によっては駅下の歩道に通勤用の自転車を駐輪できる台が設置され、わずかながら自宅から駅までを自転車利用する人がいるようである。
駐輪用の土台はシンプルなもので、自転車の前輪を枠内に置き、自前で用意したチェーンで停めておける。
タイは健康ブームから自転車の人気が高まっており、昨年は国王と王妃の誕生日に自転車で走る国民的イベントが話題となった。そのため、スカイトレインの駅には自転車通勤通学ができるように駐輪用の台を設置しているようだ。
ただ、そもそも対応できる数に限りがあることと、場所によっては自転車通勤が少ないことからかオートバイが駐車していたりする。さらに、ロードバイクなどの高価な自転車はさすがに盗難に遭うため利用はされないし、それ以外の自転車に乗るような人はあまり自転車に金をかけずに防犯対策を向上させるために、かなり太いチェーンと南京錠を使っている。
一見使いやすそうなサービスではあるが、天候が読めないこと、盗難などの不安、道路がそもそも自転車走行に向いていないなど、目の届かない場所に置いておくことが心配なのか利用者は少ない。まだタイ人には求められていないサービスなのかもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】
駐輪用の土台はシンプルなもので、自転車の前輪を枠内に置き、自前で用意したチェーンで停めておける。
タイは健康ブームから自転車の人気が高まっており、昨年は国王と王妃の誕生日に自転車で走る国民的イベントが話題となった。そのため、スカイトレインの駅には自転車通勤通学ができるように駐輪用の台を設置しているようだ。
ただ、そもそも対応できる数に限りがあることと、場所によっては自転車通勤が少ないことからかオートバイが駐車していたりする。さらに、ロードバイクなどの高価な自転車はさすがに盗難に遭うため利用はされないし、それ以外の自転車に乗るような人はあまり自転車に金をかけずに防犯対策を向上させるために、かなり太いチェーンと南京錠を使っている。
一見使いやすそうなサービスではあるが、天候が読めないこと、盗難などの不安、道路がそもそも自転車走行に向いていないなど、目の届かない場所に置いておくことが心配なのか利用者は少ない。まだタイ人には求められていないサービスなのかもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】