2016年9月10日、日本の支援で初めての証券取引所が設立されたミャンマーで、株のことをもっと知ってもらおうと、図書館を作ろうとしている日本人がいる。日本取引所グループ社員で、ヤンゴン証券取引所アドバイザーの矢頭憲介さん(32)だ。手始めとして、矢頭さんの証券関係の蔵書を寄贈し、証取ビルに書籍コーナーを設けた。現在、証券に関係する英語の本の寄付や、資金面のサポートなどの協力者を募っている。
8月に新設された書籍コーナーには、株取引や会計のほか、ウォーレン・バフェットなど著名投資家に関する英書約40冊が並ぶ。矢頭さんがヤンゴンの古本街で見つけたミャンマー独立当時の金融業についての本もある。矢頭さんは「ミャンマーには、株式に関するよい書籍がとても少ない。本を集めることで知識を深める拠点になれば」と話す。今後は書籍の数を増やして、取引所ビルの一室を図書館に改装する予定だ。
ミャンマーでは、昨年12月にヤンゴン証取がオープンした。日本の大和証券グループや日本取引所グループが出資している。必要となる証券取引法などの整備にも日本が協力している。証取は今年3月に取引を始めたが、初めての取引でミャンマー人も株の知識が乏しい面があり、投資家教育の必要性が指摘されている。
【執筆 : 北角裕樹】
8月に新設された書籍コーナーには、株取引や会計のほか、ウォーレン・バフェットなど著名投資家に関する英書約40冊が並ぶ。矢頭さんがヤンゴンの古本街で見つけたミャンマー独立当時の金融業についての本もある。矢頭さんは「ミャンマーには、株式に関するよい書籍がとても少ない。本を集めることで知識を深める拠点になれば」と話す。今後は書籍の数を増やして、取引所ビルの一室を図書館に改装する予定だ。
ミャンマーでは、昨年12月にヤンゴン証取がオープンした。日本の大和証券グループや日本取引所グループが出資している。必要となる証券取引法などの整備にも日本が協力している。証取は今年3月に取引を始めたが、初めての取引でミャンマー人も株の知識が乏しい面があり、投資家教育の必要性が指摘されている。
【執筆 : 北角裕樹】