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タイのビザを取得するならハノイがオススメ

Global News Asia 2016年9月29日 9時0分

 2016年9月29日、タイで長期間滞在する場合、ビザの問題は避けられない。以前は観光ビザを2枚取得して入国し、カンボジアとの国境にとんぼ返りで往復。2枚目のビザを近隣諸国で取得するというビザランで長期滞在することも容易だったが、現在はそれも難しくなってきている。

 そのため、正規にビザの取得をしなければならないのだが、そのときによく利用されるのが隣国ラオスの首都ビエンチャンにあるタイ大使館だ。陸路でも数時間で行け、またウドンタニー県まで格安航空会社を利用して移動し、車で入国する方法などもある。また、今年7月からはバンコクから格安航空会社のエアアジアが直行便を就航させ、ビエンチャンがより近くなった。

 しかし、ビザランの利用者もいまだにおり、タイの業者がビザ取得希望者をバンコクからバンに乗せて大人数を連れてくることもあり、ビエンチャンのタイ大使館はいつも混雑している。

 ある日本人滞在者は大使館の開門時間に合わせて行ったが先客が多数おり、手続きが終わったのが午後1時になってしまったという。また、欧米人のモラルの低い人も多く来るため、割り込みなどの問題もあって、トラブルも少なくない。

 そこで、ほかにビザ取得に向いたタイ大使館はないか探してみたところ、ベトナム・ハノイのタイ大使館がトータルで料金的にもビエンチャンと同じ程度で取得できそうであると感じた。ベトナム入国に日本人はビザ不要で、容易に行ける。バンコクからの格安航空会社運賃は高いが、早めに予約することである程度節約も可能。滞在費はハノイの方が飲食費宿泊費を含めて安い。ビザ料金はドル建てのためハノイが高くなるが、先のように滞在費が安いので合計ではビエンチャンよりも安くなる。

 なによりもハノイのタイ大使館領事部にビザを申請に来る外国人がほとんどいない。そのため、受付時間の午前中のどの時間に行っても素早く申請を終えることができる。また、ビエンチャンの大使館と比べても外国人が宿泊する地域から徒歩圏内であるので、立地的にも便利だ。

 タイ大使館は2015年半ばに移転している。以前は中国大使館や北朝鮮大使館のそばにあったが、現在はハノイ鉄道駅の近く、パシフィックプレイス・ホテルの向かいにある。大使館の隣に領事部のビルがあり、そこで手続きを行う。
【執筆 : 高田胤臣】

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