2016年9月29日、タイ人も無類の麺類好きで、タイ全土で米の粉からできた麺のクイッティアオやたまご麺と呼ばれる中華風麺バーミーなどが食されている。日本人の口にも合うことからタイ料理の中でも人気の料理になる。
タイの麺類は奥が深く、麺は米粉か小麦粉からと原材料で分けると2つ程度になってしまうが、太さによって食感が違い、またスープにはたくさんのバリエーションがあって飽きることはない。
特にタイ国内では生産地と消費される場所が近いことから、生麺もあり食感がいい。日本のタイ料理店でもクイッティアオを置いている店はあるが、どこも乾燥麺を使っている。タイからの輸入距離もあってそうなってしまい、いったん水で戻してから茹でなければならず、食感が悪くなる。タイではクイッティアオでも麺がつるつるしていたり、コシのあるものが食べられる。
そんな麺料理のひとつにクイッティアオ・ルアというものがある。日本人の中にはこれをタイ風わんこそばと表現する者もいるほど器が小さい。昔、水路が多かったタイでは小舟の行商がおり、クイッティアオも船(ルア)で売っていたことから器が小さかったという説がある。
一般的なクイッティアオ・ルアは麺のほかは豚肉などで取ったスープにトウガラシや砂糖、軽く茹でた空心菜を入れる。特徴的なのはスープの色でかなり茶色く濁っている。これは仕上げに豚の血を混ぜているからだ。
こんな麺料理なのだが、わんこそばといわれるほど器が小さく、成人男性なら1~2口で食べ終わってしまう。女性でも数皿を一度に頼んで、わきに器を積み上げていくほどである。
以前はこのクイッティアオ・ルアは大体10バーツ(約30円)で、10年以上前は10バーツを切る設定が多かったが、最近は物価上昇もあってか1杯が15バーツ(約45円)になってしまっている。量は変わらないので数を食べると普通の屋台で食べるよりも高くなってしまい、今後客足が遠のいてしまうのではないかと心配になってしまう。
【執筆 : 高田胤臣】
タイの麺類は奥が深く、麺は米粉か小麦粉からと原材料で分けると2つ程度になってしまうが、太さによって食感が違い、またスープにはたくさんのバリエーションがあって飽きることはない。
特にタイ国内では生産地と消費される場所が近いことから、生麺もあり食感がいい。日本のタイ料理店でもクイッティアオを置いている店はあるが、どこも乾燥麺を使っている。タイからの輸入距離もあってそうなってしまい、いったん水で戻してから茹でなければならず、食感が悪くなる。タイではクイッティアオでも麺がつるつるしていたり、コシのあるものが食べられる。
そんな麺料理のひとつにクイッティアオ・ルアというものがある。日本人の中にはこれをタイ風わんこそばと表現する者もいるほど器が小さい。昔、水路が多かったタイでは小舟の行商がおり、クイッティアオも船(ルア)で売っていたことから器が小さかったという説がある。
一般的なクイッティアオ・ルアは麺のほかは豚肉などで取ったスープにトウガラシや砂糖、軽く茹でた空心菜を入れる。特徴的なのはスープの色でかなり茶色く濁っている。これは仕上げに豚の血を混ぜているからだ。
こんな麺料理なのだが、わんこそばといわれるほど器が小さく、成人男性なら1~2口で食べ終わってしまう。女性でも数皿を一度に頼んで、わきに器を積み上げていくほどである。
以前はこのクイッティアオ・ルアは大体10バーツ(約30円)で、10年以上前は10バーツを切る設定が多かったが、最近は物価上昇もあってか1杯が15バーツ(約45円)になってしまっている。量は変わらないので数を食べると普通の屋台で食べるよりも高くなってしまい、今後客足が遠のいてしまうのではないかと心配になってしまう。
【執筆 : 高田胤臣】