2016年10月1日、アセアン経済共同体(AEC)の発足で、ある弁護士によると「タイは各国との足並みを揃えるため法律などを先進国に合わせていく必要があり、今、政府はそれを無理にでも実行している」というように、日々タイは変わりつつある。
そんな事情が重なっているのかどうかは不明ではあるが、タイ政府はここのところ屋台の排除を進めているように見える。スクムビット通りソイ38の飲食屋台街がなくなったり、シーロム通りの観光客向けの物販屋台や服飾市場のプラトゥーナームの屋台も勧告が出され、一部では撤去が実行に移されている。こういった乱雑な雰囲気や屋台での食事が好きだった観光客も多く、タイの魅力が失われたと嘆く外国人観光客もいる。
ラチャダーピセーク通りのホワイクワン市場はナイトマーケットとして地元民だけでなく外国人観光客も訪れるナイトスポットであった。しかし、2016年の初めごろに屋台が撤去されてしまうなど、せっかくのスポットが失われてしまった。
そして、9月下旬現在。かつての喧噪はなく、歩道まで埋め尽くしていた屋台もなくなってしまったが、市場内の店は営業しており、地元民たちで賑わっている様子が窺えた。
撤去が進められていた一部のほかの地域でも屋台が戻ってきているという話も出てきており、タイ人の屋台経営者の情熱がまた垣間見られる日が来るかもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】
そんな事情が重なっているのかどうかは不明ではあるが、タイ政府はここのところ屋台の排除を進めているように見える。スクムビット通りソイ38の飲食屋台街がなくなったり、シーロム通りの観光客向けの物販屋台や服飾市場のプラトゥーナームの屋台も勧告が出され、一部では撤去が実行に移されている。こういった乱雑な雰囲気や屋台での食事が好きだった観光客も多く、タイの魅力が失われたと嘆く外国人観光客もいる。
ラチャダーピセーク通りのホワイクワン市場はナイトマーケットとして地元民だけでなく外国人観光客も訪れるナイトスポットであった。しかし、2016年の初めごろに屋台が撤去されてしまうなど、せっかくのスポットが失われてしまった。
そして、9月下旬現在。かつての喧噪はなく、歩道まで埋め尽くしていた屋台もなくなってしまったが、市場内の店は営業しており、地元民たちで賑わっている様子が窺えた。
撤去が進められていた一部のほかの地域でも屋台が戻ってきているという話も出てきており、タイ人の屋台経営者の情熱がまた垣間見られる日が来るかもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】