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【ミャンマー】児童養育施設ドリームトレイン、パソコン教室を開始

Global News Asia 2016年10月13日 9時0分

 2016年10月13日、日本にNPO「ジャパンハート」が支援するヤンゴン郊外の児童養育施設「ドリームトレイン」で、日本企業と連携したパソコン教室が進んでいる。ミャンマーでは、急速な経済発展で情報技術(IT)人材が不足する一方で、小中学生にはパソコンに触れる機会がないのが実情。パソコン技術を身に着けることで、将来の就職に役立ててもらうのが目的だ。

 ミャンマーに進出している日本のシステム開発企業ヒロケイの協力によるもので、同社スタッフがパソコン操作の基礎を教える。12月までに約40人の中学生らに指導する予定だ。9月24日に行われた第一回の講座では、8人の中学生がパワーポイントを使ってのクリスマスカード作りに挑んだ。おっかなびっくりでキーボードやマウスを操作する中学生に対し、ヒロケイのミャンマー人スタッフらが「次はT、はい、Aはここでしょ」など指導した。

 ジャパンハートのスタッフによると、ドリームトレインには何らかの理由で家族と一緒に暮らせない子どもら186人が生活しており、施設を出てから自分で生計を立てられるようになることが課題のひとつという。ヒロケイ現地子会社ヒロケイ・ミャンマー・システムズの畝一樹取締役は「パソコン操作ができるだけでも就職の幅が広がる。まずはパソコンに興味を持って欲しい」と話している。ドリームトレインでは、ヒロケイの資金援助で図書館とパソコンルームを建設する予定だ。

【執筆 : KLH】

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