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【タイ】世界遺産アユタヤの寺院を無料開放

Global News Asia 2016年10月25日 9時0分

 2016年10月25日、プミポン国王陛下の崩御によりタイ全土が喪に服しているが、この度アユタヤの世界遺産史跡寺院群が、観光客に無料開放された。これは、服喪によって外国人観光客が減少していることへの対処と思われる。

 現在、服喪によって多くの娯楽施設などが音楽や遊戯を自粛を求められているため、国内外からの観光客が減少している。特に日本からの観光客は、混乱や暴動が起きるかもなどと言った憶測による風評によって、大量のキャンセルが相次いでいるという。

 こうした事態に、アユタヤ史跡公園では来年1月30日まで入場料を無料とすることを決め、去る20日より開放している。しかし、表向きは、芸術局が国父プミポン国王陛下へ捧げる善行として案内が発せられた。

 国父へ捧げる善行とは、「良いことを考え、良い行いをして助け合いなさい。」という仏教説話に基づいたプミポン国王陛下が国民に向けた言葉にもとずいて、王宮広場で弔問客へ飲料や食べ物を施したり、弔意の黒リボンを作り配ったりと、現在バンコクを中心に行なわれている。いわば、国王陛下を弔う助け合い運動として、政府各部局や自治体からNGO団体、そして個人にいたるまで、それぞれに行われている。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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