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タイの人気若手俳優・テレビキャスターが暴力事件で全契約解除

Global News Asia 2016年11月9日 9時0分

 2016年11月7日、バンコクのジャルーンクルン通りで、テレビ番組の司会者などを務めてきた若手俳優のニックネーム「ノット」ことアカラナット・アリヤリットウィクンさん(28)が、自分の車に傷をつけたとして、区役所職員のタイ人男性(25)の顔を殴り無理やり謝罪させたりし、その様子を撮影した動画がネット上に出回っていた問題で、芸能最大手グラミー傘下のGMMTVは「若者のよき模範となるべき存在なのに残念」との理由でアカラナットさんとの契約を打ち切ったと発表した。

 また、テレビ局のタイPBSも契約を打ち切り、アカラナットさんの出演する番組の放送を中止することを明らかにした。

 事件は4日、タクシーにぶつけられてバランスを失ったタイ人男性のバイクが、アカラナットさんの愛車に接触。男性はタクシーを追いかけたが逃げられてしまい、現場に戻ってくると、アカラナットさんに胸ぐらを掴まれて車のところまで連れて行かれ、怒号を浴びせられた上、顔を数回殴られ土下座して車に謝罪するよう要求された。男性は鼻の骨を折る怪我を負った。

 騒ぎの様子を通行人が携帯電話で撮影しており、インターネットの動画投稿サイトに投稿したところ、アカラナットさんを批判するコメントが殺到。再生回数は1日あまりで9万回を超えた。

 バイクを運転していた男性とアカラナットさんはともに警察署に行ったが、ぶつけられたことに関しては互いに自分が被害者だと主張し、両者とも被害届を出さないことで同意。だが、運転手は翌5日、暴行を受けたことについて被害届を警察に提出している。
【執筆 : HT】

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