2016年11月16日、先日の米大統領選で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)否定派のトランプ氏が当選し、現在米国議会でもTPP合意の批准作業が一時停止されていることを受け、タイのソムキット・チャトゥシプヒトハク副首相は、米国がTPP批准を拒否した場合の方がタイにとって有意であるかもしれないとの見解を示した。タイはTPPへの参加決定をまだ行っていない。
ソムキット副首相はTPPが参加国に農業、製薬のような各分野で非常に厳しい条件を強要しており、これらの産業に従事する国内の中小企業、低所得者が危機に陥ると指摘した。また、TPP不参加国への輸出にも問題が生じる点にも触れ、批准が拒否された方がタイにとって都合が良いかもしれないとの見方を示した。
【執筆 : Niki Kazuya】
ソムキット副首相はTPPが参加国に農業、製薬のような各分野で非常に厳しい条件を強要しており、これらの産業に従事する国内の中小企業、低所得者が危機に陥ると指摘した。また、TPP不参加国への輸出にも問題が生じる点にも触れ、批准が拒否された方がタイにとって都合が良いかもしれないとの見方を示した。
【執筆 : Niki Kazuya】