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【タイ】タンマカーイ寺住職逮捕に向けて首相もコメント

Global News Asia 2016年12月4日 9時0分

 2016年12月4日、バンコクの北隣パトゥムタニ県に位置するタンマカーイ寺。この寺の住職の逮捕状をタイ警察がとっているが未だに逮捕はされていない。タンマカーイ寺は近代的な本堂のほか、信奉者に高学歴者・富裕層が多く、巨額の資金を保有しているとされる異色の仏教寺院で、社会的影響力は少なくないと見られている。

 逮捕状発付の容疑は、タンマカーイ寺の関連施設が国有地を不法占拠しているというもので、過去に警察の捜査員らが寺に踏み込んだものの、大勢の信奉者に妨害され引き返す結果となっていた。

 住職逮捕に向けて11月28日にはパイブン法相が、警察に協力するようタイ版FBIの法務省特別捜査局(DSI)に指示したことを明らかにしている。また、警察も11月中に出頭するよう要請しており、出頭しなければ逮捕に踏み切ると明らかにしていた。

 11月30日にはプラユット首相が「市民を盾に法に逆らうのは正しくない。我々は群衆を動員してなにが起きたかを見てきた。これを教訓に住職は出頭して自らの主張の正しさを証明すべき」と住職へ出頭するとともに、信奉者たちが問題を起こさないようにするようコメントを発表している。
【執筆 : HT】

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