2016年12月5日、ベトナムではテトと呼ばれる旧正月の休暇中(1月26日~2月1日)に、日本でいえばお歳暮の様な上司へ贈り物を送る伝統的な慣習がある。グエン・スアン・フック首相は11月29日に行われた月例閣議で、深刻な問題となっている汚職対策の強化として公務員に対し「テト期間中に首相自身を含む中央政府、省庁、地方の省・市の幹部の上司への贈り物や自宅への訪問を禁止する」と指示した。
このテト期間中の贈り物の多くが実質、上司に対する賄賂となっていると見られており、昨年は政府系の反汚職局が、市民に対しテトにまつわる汚職事件があれば報告するよう3本のホットラインを開設していた。
今年4月のフック首相就任以来、汚職防止に向け率先して首相が取り組んでいるが、今回も「政府が模範を示さねばならない。この指示を厳格に守るように期待する」と語っている。
【執筆 : HT】
このテト期間中の贈り物の多くが実質、上司に対する賄賂となっていると見られており、昨年は政府系の反汚職局が、市民に対しテトにまつわる汚職事件があれば報告するよう3本のホットラインを開設していた。
今年4月のフック首相就任以来、汚職防止に向け率先して首相が取り組んでいるが、今回も「政府が模範を示さねばならない。この指示を厳格に守るように期待する」と語っている。
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