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【タイ】今年も年末年始の飲酒運転対策強化へ

Global News Asia 2016年12月16日 9時0分

 2016年12月16日、年末年始やタイ正月の期間中、タイでは交通事故が多発するのが例年問題となっている。特にスクーターやバイクによる二輪車事故が多く、事故原因は飲酒運転が最も多い。

 昨年末から今年にかけて、連休期間中に飲酒運転で捕まった場合、運転免許証と自動車やバイクなど車両を一時押収するという措置を行ったが、今年も同様の施策を行うとプラウィット副首相兼国防相が発表した。飲酒運転が認められたドライバーは酔いが覚めるまで拘束され、車両は対策期間が明けると返却される。もちろん、通常の行政処分や罰金に追加される措置となる。

 昨年の施策期間中(2015年12月25日~2016年1月3日)に押収された車両は4052台に及び、タイにおける飲酒運転の多さを物語っている。

 米ミシガン州の大学と世界保健機関が発表した統計によると、タイは世界で2番目に交通事故に合う危険率が高く、主な原因は飲酒運転で、毎年10万人につきおよそ44名の人が亡くなっているという。ちなみに世界1位はナミビアとなっている。

【執筆 : HT】

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