2017年1月6日、昨年末29日に可決されていた改正サンガ法が官報で発表され、施行された。今回の改正でタイ仏教僧団(サンガ)の大僧正選任及び任命は、国王が行うこととなる。
改正前はサンガ最高評議会(SSC)が大僧正候補を選出した後、首相がその候補者の任命を国王に要請し、国王が任命するという流れであった。しかし、サンガ最高評議会で大僧正代行を務める現トップの僧侶には、高級外車の輸入にまつわる不正や新興仏教団体タンマカーイとの繋がりなど、様々な疑惑が噂されており批判も多く、首相による任命要請が行われないでいた。
法改正により大僧正代行の大僧正就任を阻止するとともに、タイ仏教におけるサンガ最高評議会の自治権を失くし、影響力排除を狙ったものと見られている。
【執筆 : HT】
改正前はサンガ最高評議会(SSC)が大僧正候補を選出した後、首相がその候補者の任命を国王に要請し、国王が任命するという流れであった。しかし、サンガ最高評議会で大僧正代行を務める現トップの僧侶には、高級外車の輸入にまつわる不正や新興仏教団体タンマカーイとの繋がりなど、様々な疑惑が噂されており批判も多く、首相による任命要請が行われないでいた。
法改正により大僧正代行の大僧正就任を阻止するとともに、タイ仏教におけるサンガ最高評議会の自治権を失くし、影響力排除を狙ったものと見られている。
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