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マレーシア中国大使が「北朝鮮と友好的な解決を期待」と発言ーマ政府両国関係に言及禁止を指示か

Global News Asia 2017年3月11日 4時58分

 2017年3月10日、マレーシアの黄恵康駐中国大使は、出席した中国大使奨学金の受賞式後に、マレーシアと北朝鮮が金正男氏殺害事件をめぐり関係が悪化している現状について、「友好的な解決を期待している」と短く記者団に語った。

 マレーシアは、北朝鮮の駐マレーシア大使館職員やマレーシアにいる北朝鮮国籍者の出国を禁止する処置を続けており、両国関係は悪化しているものの、マレーシア政府は、ナジブ首相が北朝鮮との断交は考えていないと発言するなど、関係改善への落とし所を模索し始めている。そのため、マレーシア政府は各国の駐在大使に、マレーシアと北朝鮮の関係について発言しないように指示を出しているという。

 記事を伝えたマレーシアメディア『中国報』のフェイスブックページには、「マレーシアは中国の言いなりだから何も言えないのだろう」や、「中国大使は何をしているのか?」、「まったく説得力が感じられない」などのコメントが寄せられている。
【翻訳/編集 : 中野 鷹】

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