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核には核で応じる北朝鮮国連副大使ーアメリカを強くけん制

Global News Asia 2017年4月18日 13時31分

 2017年4月18日、北朝鮮の国連副大使がアメリカが攻撃してくれば北朝鮮はいつでも応戦すると語気を強めた。

 先月末にマレーシア政府が金正男氏殺害事件での容疑者と重要参考人らを帰国させて以降、マレーシアでは事件への関心が薄れ現地メディアで報じられることは少なくなっている。

 15日、北朝鮮最大の祝日である太陽節を日本では、北朝鮮が報じさせたい意図通りのプロパガンダ報道ではあるものの北朝鮮現地情報は価値が高いため生中継するなど注目されていたが、マレーシアでは、多くの紙面は割かなかった。

 マレーシア現地メディア『東方日報』は18日に、15日に平壌の金日成広場で行われた軍事パレードの写真を引用して、北朝鮮の金利龍国連副大使が「朝鮮はあらゆるアメリカの攻撃に対応できる準備がある。『目には目を歯には歯を』で、核には核で応じる」と発言した。

 訪韓した米マイク・ペンス副大統領が、北朝鮮に対して「北朝鮮はアメリカを試さないほうがいい」と警告を発するなど朝鮮半島は緊迫状態が続いている。 

 金利龍国連副大使は「核武装は正当な自衛処置であり、我が国の安全を脅かすのであれば、自衛処置として核や弾道ミサイルで応戦する」と北朝鮮の従来の主張を繰り返した。
【翻訳/編集 : 中野 鷹】

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