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「弱者の恫喝」北朝鮮の悲願達成を警戒、過剰反応に注意

Global News Asia 2017年4月29日 17時18分

 2017年4月29日、中国国営テレビ「CCTV」は、韓国軍からの情報として、日本時間午前5時半ごろ北朝鮮から弾道ミサイルが発射されるも失敗に終わったようだと速報で報じた。CCTVは、昨日も25日に実施された火力訓練が北朝鮮史上最大規模だったなどと、北朝鮮の動向を伝える頻度が増えている。

 今朝のミサイル発射では、東京メトロ全線や北陸新幹線、東武東上線などで、10分ほど運転を見合わせる措置がとられており、大型連休初日で朝から移動する人たちたちをヒヤリとさせた。

 北朝鮮は、「弱者の恫喝」でミサイル発射実験を繰り返しているが、今回の発射実験は、日本人の生活に影響を与えたことになる。日本としては、警戒することは、むろん重要だが、過剰反応することは、アメリカを2カ国間交渉の場へ引っ張り出すという北朝鮮の悲願達成へ近づけてしまうことになる。

 また、日本の報道によると、朝鮮半島が不安定さを増しているため、ゴールデンウィーク期間中に韓国を訪れる予定だった日本人のキャンセルが出ているという。
【執筆 : 中野 鷹】

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