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【タイ】売買春は当り前? バンコク市民意識調査

Global News Asia 2017年5月4日 9時0分

 2017年5月3日、タイ国立ラチャパット・バーンソムデットチャオプラヤー大学が、4月26から28日にバンコク都内で実施した売買春に関するアンケート調査(回答者1158人)で、「売買春は普通のことだと思うか?」との設問で「思わない」は55.3%だった一方で、三割32.6%が「普通だと思う」と回答した。

 観光客には知られているパッポン、タニヤ、ナナ。さらにパタヤなどの歓楽街も、テレビでしか見た事がない、行った事はないというタイ人も多く、以下の調査結果にはその経験値も反映されていると見て取れる。

 他の設問と回答は以下の通り。

売買春に関わったことがあるか?
・ある 11.5%、・ない 73.5%

売買春を合法化すべきと思うか?
 ・そう思う 33.8% ・思わない 49.3%

売買春を目にしたことがあるか?
 ・ある 53% ・ない 31.1%。

 「目にしたことがある」と回答した人に場所を聞いたところ、ルンピニ公園、ウォンウィエンヤイなどの道路脇が43.2%。娯楽施設、カラオケ店、スパ、理髪店など29.7%。マッサージ店16.8%。インターネット10.3%だった。

売春する理由は何だと思うか?」
・収入を補うため:30.6%
・騙された、或いは強要された:24.9%
・家庭の貧困:21.5%

タイが外国から売買春が盛んな国と見られていることを知っているか?
・知っている 58.1% ・知らない 29.1%

 この結果から読み取れるのは、売買春があるのは知っていて、良いとは思えないものの、現実に生きるためには仕方ないといった心情だろう。かと言って合法化には躊躇しているのは、建前を重んじるタイの文化的な背景もある。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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