2017年5月15日、中国国営テレビ『CCTV』は北朝鮮が14日早朝にミサイルを発射したと報じた。CCTVのニュースで確認できる限りは、いずれも30秒未満の速報程度だ。
中国の提唱する巨大経済圏「一帯一路」についての国際会議を、14日と15日北京で開催しており、中国官製メディアは14日もこの会議について大々的にトップニュースで伝えた関係で、扱いが小さくなったと思われる。一帯一路構想は、習近平政権の目玉構想の1つで、政府系メディアの『環球時報』のホームページの検索ボックスには、最初から検索キーワードに一帯一路が入れられているくらいだ。
そんな中国政府肝いりの会議の最中での、北朝鮮のミサイル発射は、中国としてはメンツが潰された形となった。中国人にとってのメンツはプラオリティが高く、次の一手は、想像を超えるような厳しい制裁になるのではとの見方も強い。
一方、中国の大手ポータルサイト『網易』は、韓国『聯合ニュース』の情報として、15日の北朝鮮『朝鮮中央通信』はミサイル発射が成功したと発表。朝鮮中央通信は、今回のは新型ロケットで、最高高度2111.5kmに達し、787km飛んだと報じたと伝え、韓国軍は、ミサイルは14日の平壌時間午前5時27分ごろ、北朝鮮平安北道亀城付近から発射されたとの見方も補足している。
【執筆 : 中野 鷹】
中国の提唱する巨大経済圏「一帯一路」についての国際会議を、14日と15日北京で開催しており、中国官製メディアは14日もこの会議について大々的にトップニュースで伝えた関係で、扱いが小さくなったと思われる。一帯一路構想は、習近平政権の目玉構想の1つで、政府系メディアの『環球時報』のホームページの検索ボックスには、最初から検索キーワードに一帯一路が入れられているくらいだ。
そんな中国政府肝いりの会議の最中での、北朝鮮のミサイル発射は、中国としてはメンツが潰された形となった。中国人にとってのメンツはプラオリティが高く、次の一手は、想像を超えるような厳しい制裁になるのではとの見方も強い。
一方、中国の大手ポータルサイト『網易』は、韓国『聯合ニュース』の情報として、15日の北朝鮮『朝鮮中央通信』はミサイル発射が成功したと発表。朝鮮中央通信は、今回のは新型ロケットで、最高高度2111.5kmに達し、787km飛んだと報じたと伝え、韓国軍は、ミサイルは14日の平壌時間午前5時27分ごろ、北朝鮮平安北道亀城付近から発射されたとの見方も補足している。
【執筆 : 中野 鷹】