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ヨコハマタイヤ・フィリピン工場火災、8時間後に鎮火ー約17,400平方メートルが延焼

Global News Asia 2017年5月15日 16時42分

 2017年5月15日、横浜ゴムの現地法人、ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)の工場で火災が鎮火した。発生は、14日午後3時ごろと見られている。

 この工場は、乗用車用およびSUV用タイヤを生産し、その大半を欧州、北米、ASEAN諸国に市販用タイヤとして輸出しているほか、北米、アジア諸国の自動車メーカーに新車装着用タイヤとして販売している。年間生産能力は1200万本。

 横浜ゴムによると、14日23時頃に鎮火。火災が起きたのは、工場内商品倉庫。約17,400平方メートル(5263.5坪、1.74ヘクタール)が延焼した。この火災の消火活動にあたっていた2人が喉の痛みを訴え、1人は病院に搬送された。火災の原因などは現在調査中。

 約8時間に渡って燃え続け、有毒な黒煙の被害は大きそうだ。

 地元メディアは、ヨコハマ・タイヤフィリピン(YTPI)は「3倉庫が焼失した。輸出用のタイヤが保管されていた。火災原因を調査するため工場の操業を中止する。工場従業員2000人とサービス請負業者の作業を中止する」と発表したと伝えた。

 休業補償などきちんと支払われることの少ないフィリピンだが、優良な日系企業大手なので、人道的な見地から労働者の生活を考慮してくれるのではとの期待も、広がっている。
【編集 : KL】

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