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ヨコハマタイヤ・フィリピン工場火災、操業再開は未定ー約17,400平方メートルを延焼

Global News Asia 2017年5月17日 23時8分

 2017年5月17日、横浜ゴムの現地法人、ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)の工場で火災が鎮火した。発生は、14日午後3時ごろと見られ、8時間燃え続けた。

 この工場は、クラーク経済特別区(マニラから約100km)にあり、乗用車用やSUV用タイヤを生産し、ほとんどを欧州、北米、ASEAN諸国に市販用タイヤとして輸出しているほか、北米、アジア諸国の自動車メーカーに新車装着用タイヤとして販売している。年間生産能力は1200万本。

 横浜ゴムによると、14日23時頃に鎮火。火災が起きたのは、工場内商品倉庫。約17,400平方メートル(5263.5坪、1.74ヘクタール)が延焼した。この火災の消火活動にあたっていた2人が喉の痛みを訴えた。火災の原因などは現在調査中。

 地元メディアは、ヨコハマ・タイヤフィリピン(YTPI)は「3倉庫が焼失した。輸出用のタイヤが保管されていた。火災原因を調査するため工場の操業を中止する。工場従業員2000人とサービス請負業者の作業を中止する」と発表したと伝えた。

 休業補償などきちんと支払われることの少ないフィリピンだが、優良な日系企業大手なので、人道的な見地から労働者の生活を考慮してくれると、期待も広がっているが、操業再開の予定は公表されていないため、不安そうな関係者が多い。
【編集 : KL】

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