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聖地巡礼やコンテンツツーリズムの講演会がバンコクで開催

Global News Asia 2017年6月12日 9時0分

 2017年6月17日、国際交流基金バンコク日本文化センターが、日本でよく耳にするようになった「聖地巡礼」、そして「コンテンツツーリズム」にまつわる講演会を開催する。

 タイトルは「J-Talk:Diggin’Culture#02『物語を旅する』観光の新たなかたち:コンテンツツーリズムが広げる地域の可能性」で、語り手は増淵敏之氏。

 この講演会では昨今、日本のメディアなどでよく見聞きするようになった、マンガやアニメなどの作品舞台を実際に訪れる「聖地巡礼」を始めとした「コンテンツツーリズム」というものを、いったいどういったものなのか、その歴史を振り返り、こうした観光行動に見られる日本人の性質や地域活性化あるいは地方創生の未来に与える影響を考察する。

 語り手の増淵敏之氏はソニー・ミュージックエンタテインメントでの仕事を経て、現在コンテンツツーリズム学会会長を務める人物。1957年生まれ、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士で法政大学大学院政策創造研究科教授。放送番組や音楽コンテンツの制作、新人発掘などに従事し、現在は法政大学大学院の教授やコンテンツツーリズム学会会長のほか、文化経済学会〈日本〉理事長、希望郷いわて文化大使、小田原市政策戦略アドバイザーなども務める。主な著作に『物語を旅するひとびと』(2010年、彩流社)や『路地裏が文化を作る! 』(2012年、青弓社)などがある。

 開催は6月17日土曜日、14時~16時。アソーク通りのサーミットタワー10階にある国際交流基金バンコク日本文化センターE教室。定員70名のため、国際交流基金バンコク日本文化センターへの事前予約をお勧めする。タイ語訳もあるので、タイ人でも参加できる。

 国際交流基金バンコク日本文化センターが主催するこの「J-Talk」はカジュアルなトーク・シリーズ。タイの人々に日本の文化や社会についての知識と理解を「もう1歩」進めてもらうことを目的に開催され、今回の講演会はシリーズ第2弾となる。予備知識のない人でもわかりやすく話すようになっているため、誰でも参加しやすい。
【編集 : 高田胤臣】

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