2017年8月8日、バンコク都心の戦勝記念塔で、人気歌手たちが東北部の洪水被災者への支援金集めを行ない、道行く人々に支援を呼びかけた。7月末にタイ東北部などを中心に台風による洪水で多くの被害が出たため(7月30日付既報)。
豪雨を伴った台風の影響で貯水池が決壊。一時約3万人が被災した東北部サコンナコン県の他にも、メコン川支流地域では多くの地域が床上床下浸水の被害を受けており、同様の支援活動は地元や県外でも多くの団体や個人によって続けられている。
今回の募金活動はテレビやラジオの音楽メディアが呼びかけ、ベテランから新人まで約30人の歌手が戦勝記念塔ロータリー交差点に隣接した広場に集まった。広場には、募金を呼びかける横断幕が張られ、その前で歌手たちが自慢の喉を披露。往来の人々も足を止めて聞き入っていたところへ、異口同音に被災者支援を呼びかけた。
参加歌手の一人ブワ・カモンティップさんは「同じ国の人間として、一人では小さな支援も、皆さんで集まれば大きな力になります。人情溢れるタイは、困難には助けあって切り抜けていけると信じています」と語ってくれた。
また、東北部マハーサラカムで教育支援活動を行なっているNGO団体Pippala Scholarship Foundationでは、国や県の支援が行き届いていない地元地域への支援を行なっているという。
事務局長のペチャラットさんは「国や県、大きな団体などは被害が大きく報道された地域への支援を盛んに行なっていますが、他にも被害を受けている小さな集落がたくさんあります。今まだ水が引いていない学校や田んぼも多く、早急な支援が必要です」と実情を教えてくれた。
取材協力:
・ルークトゥンインター
・Pippala Scholarship Foundation(https://www.facebook.com/PippalaScholarship/)
・Bua Kamonthip(Topline-Diamond社)
【執筆 : そむちゃい吉田】
豪雨を伴った台風の影響で貯水池が決壊。一時約3万人が被災した東北部サコンナコン県の他にも、メコン川支流地域では多くの地域が床上床下浸水の被害を受けており、同様の支援活動は地元や県外でも多くの団体や個人によって続けられている。
今回の募金活動はテレビやラジオの音楽メディアが呼びかけ、ベテランから新人まで約30人の歌手が戦勝記念塔ロータリー交差点に隣接した広場に集まった。広場には、募金を呼びかける横断幕が張られ、その前で歌手たちが自慢の喉を披露。往来の人々も足を止めて聞き入っていたところへ、異口同音に被災者支援を呼びかけた。
参加歌手の一人ブワ・カモンティップさんは「同じ国の人間として、一人では小さな支援も、皆さんで集まれば大きな力になります。人情溢れるタイは、困難には助けあって切り抜けていけると信じています」と語ってくれた。
また、東北部マハーサラカムで教育支援活動を行なっているNGO団体Pippala Scholarship Foundationでは、国や県の支援が行き届いていない地元地域への支援を行なっているという。
事務局長のペチャラットさんは「国や県、大きな団体などは被害が大きく報道された地域への支援を盛んに行なっていますが、他にも被害を受けている小さな集落がたくさんあります。今まだ水が引いていない学校や田んぼも多く、早急な支援が必要です」と実情を教えてくれた。
取材協力:
・ルークトゥンインター
・Pippala Scholarship Foundation(https://www.facebook.com/PippalaScholarship/)
・Bua Kamonthip(Topline-Diamond社)
【執筆 : そむちゃい吉田】