2017年8月19日、ヤンゴンで日本語の無料ビジネス情報誌の創刊が相次いでいる。昨年までは総合誌の数誌しかフリーペーパーはなかったが、今年に入ってビジネス誌の創刊が相次ぎ、3誌が誕生した。日本人ビジネスマンが手軽に情報を得られる環境が整ってくる一方で、各誌の競争が激化している。
今年6月、ミャンマーの新規進出企業向けの「ミャンマー・ビジネス・パートナーズ」が創刊された。カンボジア発行のビジネス誌の姉妹版で、半年に一度発行する。法務や金融、ITなどの分野別にミャンマーの現状を解説。50人以上にインタビューして商談相手を探すのに便利な作りだ。同誌代表の芳賀啓介さんは「これまで網羅的にミャンマーのビジネス環境を知ることができる雑誌はなかった」として、ミャンマービジネスの初心者にもわかりやすい誌面作りを心掛けたという。
一方、無料総合誌だったミャンマージャポンは今年3月、同誌をビジネスマン向けの「ミャンマージャポン・ビジネス」と、生活・エンタメ情報の「ミャンジャポ!」の2誌に事実上分割した。MJビジネスは、ティラワ経済特区の特集を2号に渡って掲載するなど基本的なビジネス情報を掲載している。また、日系会計事務所も今年2月、ビジネスマンのインタビュー中心の「MYbiz」を創刊している。
ただ、無料のビジネス誌が増えることで競争が激化し、広告料金の低下を招いている部分もある。ビジネス誌以外にも、日本語のフリーペーパーは「ヤンゴンプレス」や「ミャンミャン」などがあるほか、無料地図の「ヤンゴンなび」もある。ある日本企業の現地トップは「以前は1誌に広告を出せば十分だったが、今は読者が分散してしまって、どこに広告を出せばよいのかよくわからなくなった」と話している。
【執筆 : KLH】
今年6月、ミャンマーの新規進出企業向けの「ミャンマー・ビジネス・パートナーズ」が創刊された。カンボジア発行のビジネス誌の姉妹版で、半年に一度発行する。法務や金融、ITなどの分野別にミャンマーの現状を解説。50人以上にインタビューして商談相手を探すのに便利な作りだ。同誌代表の芳賀啓介さんは「これまで網羅的にミャンマーのビジネス環境を知ることができる雑誌はなかった」として、ミャンマービジネスの初心者にもわかりやすい誌面作りを心掛けたという。
一方、無料総合誌だったミャンマージャポンは今年3月、同誌をビジネスマン向けの「ミャンマージャポン・ビジネス」と、生活・エンタメ情報の「ミャンジャポ!」の2誌に事実上分割した。MJビジネスは、ティラワ経済特区の特集を2号に渡って掲載するなど基本的なビジネス情報を掲載している。また、日系会計事務所も今年2月、ビジネスマンのインタビュー中心の「MYbiz」を創刊している。
ただ、無料のビジネス誌が増えることで競争が激化し、広告料金の低下を招いている部分もある。ビジネス誌以外にも、日本語のフリーペーパーは「ヤンゴンプレス」や「ミャンミャン」などがあるほか、無料地図の「ヤンゴンなび」もある。ある日本企業の現地トップは「以前は1誌に広告を出せば十分だったが、今は読者が分散してしまって、どこに広告を出せばよいのかよくわからなくなった」と話している。
【執筆 : KLH】