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【タイ】わずか3年で日本への団体送客シェア1位ーTTNツアー

Global News Asia 2017年9月27日 10時15分

 2017年9月22日、わずか3年で日本への団体旅行客のタイ国内シェア1位と急成長しているTTNツアー社が、タイ北部のチェンマイで北部地域の代理店向けミーティングを開催した。

 日本への旅行が団体から個人へと移行しつつある中で、急成長した理由はどこにあるのだろうか。

 北部地区の代理店約150社がチェンマイのホテルの大会議室に集まった。会議では、同社が新規開発した日本のツアー先などの説明が順次行われた。

 同社が資本提携して9月に新規オープンした富士山リゾートホテルに注目が集まった。富士山はタイ人がぜひ訪れたい旅行先として毎年トップ3に必ず入る人気の地。そこでは、宿泊客が日本文化を楽しく体験できるよう「縁日」をテーマにしたアトラクションが用意され、屋台や盆踊りなどが体験できるという説明に、参加した代理店は興味深げに聞き入っていた。

 日本で業務をサポートする(株)COKO代表古知屋信明社長も参加。「タイ人の日本好きは冷める様子は全くありません。リピート客も増えて、今は点から面。量から質へと変わって来ています。TTN社の取り組みは、そうした先を見据えたものとして当社でも日本国内での業務を全面的にサポートしています」と話す。

 TTNツアー(タイ・ティヨウ・ノーク・ツアー株式会社:代表取締役ジラワット・ウォンサムシー氏)は、日本へのパックツアーを開発、販売している旅行会社として、3カ月に一度新規ツアーなどの説明会を兼ねて、タイ国内各地域ごとに地元旅行代理店への説明会と慰労会を兼ねたミーティングを行なっている。

 各代理店からの参加者も仕事以前に、日本が大好きという人が多いようで、カラオケやクイズでは、日本への旅行券やバイクなどの景品を競っていたのも印象的で、和やかな雰囲気だった。日本へのインバウンド成長の鍵は、こうした日本のファンと言ってもいい送り出す側との連携にかかっている。

【取材/撮影 : そむちゃい吉田】

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