2019年8月23~25日、3日間に渡ってバンコク、パタヤ、シーラチャ3カ所で、埼玉県さいたま市の特定非営利活動法人SB. Heart Station (以下、SB )と在タイ日本企業らによる贈呈式が行われた。
23日の式典は、バンコクのクロントイ地区にあるチュムチョン地域開発学校で行われ、同じ地域内の幼稚園とNGO団体シーカーアジアの子ども達に運動靴や文房具などが贈られた。また、式典では南部パンガー県のNGO3団体と北部チェンマイとメーホンソンへ寄贈される事も公表され、各代表者による挨拶も行われた。
贈呈を受けた団体を代表したチュムチョン地域開発学校のアラヤー先生は、「今タイは、アセアンのリーダーとして先進国の仲間入りを果たそうとしています。しかし、その足元には、様々な事情から日々の暮らしに不自由を強いられている家族とその子ども達が、まだまだたくさんいます。こうした形の寄付は、直接子ども達に届ける事もでき、とても喜んでくれます。子ども達にとって、日本は憧れの国。多くのタイ人が気楽に旅行できる時代ですが、この子ども達には夢の世界でもあります。その日本の皆様からこうしたご厚意を受け取れることは、子ども達にとってより日本への憧憬を増し、努力するきっかけにもなり得る事でもあります。子ども達に成り代わって、心より御礼申し上げます」と謝辞を述べた。
また、SBの小川 喜功理事長は式典の直後に次のように話した。「12年前からコツコツと日本のボランティアの方々に支援をいただきながら、フィリピン、ミャンマー、ベトナムへ寄贈してきました。今回、こうしてタイの子ども達の笑顔を見る事ができた事は、日本のボランティアの皆さん、現地でご尽力いただいたタイの日系企業と多くの皆様のご協力の賜物です。この活動を通してこれからも一人でも多くの子どもに笑顔なってもらいたいです」
今回、SB から寄贈された運動靴や文房具は、Kラインコンテナサービス(タイランド)社が日本からタイへの輸出入業務を社会貢献の一端として全面協力したほか、多くの日本企業と在住日本人らが協力。バンコクに続いて、24日にパタヤ日本人会の贈呈式でファーザーレイ孤児院の子ども達に。25日にはシーラチャ警察署でも贈呈式が執り行われ、地元の学校などに寄付された。
各式典の最後には、タイ人ゲスト歌手によるパフォーマンスも披露され、特にバンコクでは式典に参加した子ども達も大喜びしていた。
佐藤誠一副理事長は、子ども達の喜ぶ様子を見ながら「今回をスタートにほかの国と同じように、タイにも定期的に支援を送りたいですね」と話した。
SB Heart Stationでは、今後も日本国内での支援やボランティアを募り、より多くの子ども達に届けたいとの事。
タイでは、こうした民間による助け合いが幅広く行われている。さらに行政も団体同士の調整や交流を手助けするなど、ある意味日本より柔軟かつ効率的な運用が行われており、かつての津波からの復興には大きな役割を果たした実績にもなっている。
【取材/写真 : そむちゃい吉田】
23日の式典は、バンコクのクロントイ地区にあるチュムチョン地域開発学校で行われ、同じ地域内の幼稚園とNGO団体シーカーアジアの子ども達に運動靴や文房具などが贈られた。また、式典では南部パンガー県のNGO3団体と北部チェンマイとメーホンソンへ寄贈される事も公表され、各代表者による挨拶も行われた。
贈呈を受けた団体を代表したチュムチョン地域開発学校のアラヤー先生は、「今タイは、アセアンのリーダーとして先進国の仲間入りを果たそうとしています。しかし、その足元には、様々な事情から日々の暮らしに不自由を強いられている家族とその子ども達が、まだまだたくさんいます。こうした形の寄付は、直接子ども達に届ける事もでき、とても喜んでくれます。子ども達にとって、日本は憧れの国。多くのタイ人が気楽に旅行できる時代ですが、この子ども達には夢の世界でもあります。その日本の皆様からこうしたご厚意を受け取れることは、子ども達にとってより日本への憧憬を増し、努力するきっかけにもなり得る事でもあります。子ども達に成り代わって、心より御礼申し上げます」と謝辞を述べた。
また、SBの小川 喜功理事長は式典の直後に次のように話した。「12年前からコツコツと日本のボランティアの方々に支援をいただきながら、フィリピン、ミャンマー、ベトナムへ寄贈してきました。今回、こうしてタイの子ども達の笑顔を見る事ができた事は、日本のボランティアの皆さん、現地でご尽力いただいたタイの日系企業と多くの皆様のご協力の賜物です。この活動を通してこれからも一人でも多くの子どもに笑顔なってもらいたいです」
今回、SB から寄贈された運動靴や文房具は、Kラインコンテナサービス(タイランド)社が日本からタイへの輸出入業務を社会貢献の一端として全面協力したほか、多くの日本企業と在住日本人らが協力。バンコクに続いて、24日にパタヤ日本人会の贈呈式でファーザーレイ孤児院の子ども達に。25日にはシーラチャ警察署でも贈呈式が執り行われ、地元の学校などに寄付された。
各式典の最後には、タイ人ゲスト歌手によるパフォーマンスも披露され、特にバンコクでは式典に参加した子ども達も大喜びしていた。
佐藤誠一副理事長は、子ども達の喜ぶ様子を見ながら「今回をスタートにほかの国と同じように、タイにも定期的に支援を送りたいですね」と話した。
SB Heart Stationでは、今後も日本国内での支援やボランティアを募り、より多くの子ども達に届けたいとの事。
タイでは、こうした民間による助け合いが幅広く行われている。さらに行政も団体同士の調整や交流を手助けするなど、ある意味日本より柔軟かつ効率的な運用が行われており、かつての津波からの復興には大きな役割を果たした実績にもなっている。
【取材/写真 : そむちゃい吉田】