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韓国・泥臭い、弘益大学教授! 味噌も糞も一緒な朝鮮半島を推奨

Global News Asia 2019年12月23日 9時15分

 2019年12月23日、韓国統一部(日本で言うところの省)のブログには、こう書かれている。「コチュジャンを作って一緒に使おう」。料理のレシピのことではない。韓国から北朝鮮へ、友好を結ぶための一つの手段としての提案だ。そして北朝鮮から学ぶ。「社会主義の国から教訓を得るべき時」。まったく意味不明な提案だ。

 提案したのは、韓国ソウルにある私学弘益大の教授。「平壌では今も地域住民が集まってテンジャン(朝鮮味噌)やコチュジャン(唐辛子味噌)を作り、それを分け合って使うシステムがある」とのこと。その上で「経済的には非常に合理的な構造のようだが、今後韓国の都市が進むべき方向にこのようなシステムが必要」としている。

 誰が作ったかもわからない、つまり大企業、大手メーカーが作ったテンジャンが自宅の冷蔵庫にあるのではなく、自分の知ってる人が作ったテンジャンの方が安心だ。さらには、自分の知ってる町の人が作った運動靴を履いて仕事に向かうべき」。

 実際には、テンジャンやコチュジャンを韓国と北朝鮮の国民に共同で作れと言っているのではない、あくまでも比喩に過ぎないのかとは思う。加えて、日本語に訳する時に生じる微妙なニュアンスが言いきれていないことも考えられるが。韓国の芸術家やデザイナー、アーチストを多く輩出している弘益大学の教授とは思えない泥臭い例えだ。

 北朝鮮は、社会主義理念の精髄を込めて平壌の都市計画が行われているらしい。労働者に優しい都市として自然に成長することが可能な力を持っていると、教授は賞賛しているのだ。まるで、かつて日本で行われた北朝鮮帰還事業の「地上の楽園」と現実が全く違うことに似ている。

 脱北者たちは、平壌は一部の選ばれたエリートだけが住む場所で、北朝鮮における地域間落差は致命的だと、語る。エリートが、味噌づくりに勤しむだろうか。エリートが、運動靴履いて仕事に行くだろうか。

 韓国の経済は厳しい。脱北者は無視して、韓国から北朝鮮に人口が少しでも移れば、生活が楽になるという、暗示を与えているのだろうか。
 
 それこそ、味噌も糞も一緒な朝鮮半島が出来上がるに違いない。

【編集 : LK】

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